今日はスポーツターフのお話しを少し!
「芝生」と一言でいっても色々な種類がありますが、サッカーなどの運動競技に使用される芝生(ターフ)をスポーツターフと呼んでいます。
スポーツターフには様々な条件が求められますが、サッカーを例に挙げてみます。
品質の高いスポーツターフには以下の条件が求められます。
擦り切れに強いこと
回復力が旺盛なこと
足場が確りと安定すること
茎葉が密であること
低刈りに耐えること
スパイクなどの損傷に強いこと
ある程度の弾力性があること
スポーツターフの品質を評価する要素としては以下の事項が挙げられます。
均一性
茎葉の密度
芝草のきめ
生育習性
なめらかさ
葉色 など・・・
プレーイングクオリティーを評価する要素としては以下の事項が挙げられます。
ボールの反発力《弾みの度合い》
転がり抵抗性
摩擦と引っ張り強度
硬さ
床土には以下の条件が求められます。
物理性が変化しにくい
物理性の回復が早い
芝草の生育に必要な養分・水分を保持できる
安定した硬度をもつ
地温の上下動に敏感である
「 床土に求められる条件」を満たせるものは →→→ こちらをクリック
品質の高いスポーツターフを育てるためには、いくつもの条件を満たす必要があります。
Jリーグで使用されるスタジアム(競技場)は、この条件を満たせるよう、1つでも多くクリアできるよう日々、並々ならぬ努力を重ねているというわけです!!
最近は「校庭芝生化」という言葉をよく耳にしますが、校庭芝生もスポーツターフの一つです。
新潟県内でも校庭を芝生化する動きが広まりつつあります。
校庭芝生化には“美観の向上”“砂塵の抑制”“怪我の抑制”“微気象緩和”“地域との交流”などの効果が期待できます。
東北電力ビッグスワンスタジアムの指定管理者である当グループの構成員である『財団法人新潟県都市緑花センター』では芝生緑化を普及させるための研究を行っています。
ちなみに・・・芝生管理責任者である私(K)は財団法人新潟県都市緑花センターの職員です。
ぜひ こちらもご覧ください →→→ 『芝生普及研究所』
今日はスポーツターフに関するお話しでした。