芝生の中には・・・芝草になりきった“生きもの”が住んでいるいることは以前の“しばふ物語”の中でも紹介しました。→→→こちらをクリック!
最近は違う“生きもの”が芝生の中に現れ始めました!
「メヒシバ」と呼ばれる植物です。
メヒシバ(雌日芝)は、乾燥で他の雑草が枯れても繁茂する夏の代表的な植物です。
オヒシバ(雄日芝)に比べ、弱々しい感じがすることからこの名前がついたようで、「日芝」は陽のよく当たる場所に生えるという意味だそうです。
メヒシバやアキメヒシバは株下に“アレロパシー(他感作用)”を持つ植物であると報告されており、放っておくと芝草の生育を阻害して優占化することがあります。
アレロパシーッて!?
アレロパシーとは、ある植物が他の植物の生長を抑える物質(アレロケミカル)を放出したり、あるいは動物や微生物を防いだり引き寄せたりする効果の総称です。
この“アレロパシー”を持つ植物は非常に多く・・・代表的な植物に“セイタカアワダチソウ”“クルミ”“サクラ”“マツ”“ヨモギ”“アスパラガス”などがあります。
もっとも芝草の中にもこのアレロパシーを持つものがあり、“センチピードグラス”や“ペレニアルライグラス”などが知られています。
このメヒシバも、もちろん雑草扱いですので一本一本丁寧に抜き取っていきます。
突然! なぜこんなに増えたのか???
環境が変わったのでしょうか ご自宅の庭に増えていませんか
この“メヒシバ”という植物が・・・