縁起植物 マンリョウとジュウリョウ
冬は、もう植物なんて葉っぱも落ちるし枯れるし、
植物観察なんて出来ないでしょ~・・・なんてことはありません
ツバキやスイセンがもう花を咲かせていたり、
冬芽の観察なんかも楽しいですよ(oゝω・o)
また、11月~12月ころに赤い実をつけ、
その実が春まで残っている、なんていう植物も
けっこうたくさんあるんです p(^ω^q)
今回はそんな赤い実をつける、
【マンリョウ】と【ジュウリョウ】を観察してみます
【万両】と【十両】なんて、ありがたい名前がついています・・・
正月の飾りとしてなじみ深いですよね
鮮やかな赤い実をつけることから縁起がいいとされています。
この2つはヤブコウジ科植物です。
正月飾りに最も良く使われる【センリョウ】はセンリョウ科で
科が違うのですが、センリョウよりも実が豪華につくことから
マンリョウの名がつき、それに対してジュウリョウの名で
呼ばれるようになったそうです(っω`c)
ちょっと整理してみると
万両→マンリョウ(ヤブコウジ科) ヤブタチバナとも呼ばれる
千両→センリョウ(センリョウ科) クササンゴとも呼ばれる
百両→カラタチバナ(ヤブコウジ科)
十両→ジュウリョウ(ヤブコウジ科) ヤブコウジが本当の名前
一両→アリドオシ(アカネ科)
正月飾り用として園芸店で販売されているものも多いですが、
もともとは野生の植物たちですヾ(*´ω`*)ノ
自然に生えているものを見つけて、新年の縁起を担いでみませんか
★のところで観察できます
ジュウリョウは園内各所でみられますよ