園内情報

2020年7月 7日 (火)

鵜ノ池の白いハスは「不忍池斑蓮(しのばずのいけまだらはす)」!

 

今年もハスが咲き始めましたwink

鵜ノ池には白いハスが咲きます。

 

Photo

去年の様子ですcute

 

白いハスなんて、ちょっとめずらしいですよねcat

 

くらいにしか思っていなかったのですが…

 

品種を調べてもらったところ、いろいろと面白いことが分かったのですhappy02sign03

 

事の始まりは昨年の夏の終わり。

新潟県立植物園の倉重園長より、

「大潟の公園のハスはどうも普通のハスとは違うのではないか」との指摘がありました。

そこで、花をとってきて詳細をお伝えし、

Img_5959近くで見ると、ピンク色も交じっているんですね…

 

Img_5964おしべの様子も観察。

 

倉重園長から、ハスに詳しい京都府立植物園の山本氏に

品種の同定をお願いしてもらいました。

 

すると、品種は「不忍池斑蓮(しのばずのいけまだらはす)」という

「観賞用」のハスであることが分かったのですsign03

 

不忍池といえば、東京の上の恩腸公園(通称上野公園)の中にある池。

そしてその不忍池は三つに分かれており、その一つが鵜池と呼ばれいるのです。

なんと大潟の鵜ノ池と同じ呼称だったんですねdog

 

大潟の鵜ノ池は寛永年間(1624~1645)に築堤されたと記録されています。

その後、誰がどのような経過をたどって池に植えたのか。

大潟の「鵜ノ池」が上野と同じ呼称となっているのは何故なのか。

上野公園の管理事務所に確認したところ、不忍池の鵜池は戦後にできたが、

名称等についての詳細は分からないとのことでした。

 

わからないことがたくさんありますが、とっても興味深いですよねhappy01

『鵜ノ池 不忍池斑蓮』の謎(?)が解き明かされる日は来るのでしょうかcatsign02

 

以下のリンク先の資料(大潟水と森公園事務所作成)もぜひご覧くださいshine

R2 大潟水と森公園のハス r2.pdfをダウンロード

 

ハスが見ごろになりましたら、またお知らせしていきますwinknote

どうぞお楽しみにshine

 

 

2018年4月21日 (土)

ミツガシワ 満開!

 

園内の西側の水上回廊(お休み広場ゾーン~歴史ゾーン)から、

ミツガシワの花を楽しむことが出来ます! 

 

Img_1150

ミツガシワは水底に根を張る抽水植物で、

4~5月に白い花を咲かせます。

 

よく見ると花には細い毛が生えていて、とってもユニークですhappy02

Img_1202 

ミツガシワは山の方ではふつうにみられる植物ですが、

園内の様な低地で見られるのは氷河期の生き残りであると考えられていて、

とても珍しいことです!

鵜ノ池の環境がミツガシワが生き残るのによく合っていたんですねhappy01shine

 

一面に広がるミツガシワを、ぜひ見に来てくださいねヾ(*´ω`*)ノ

 

 

 

2017年4月15日 (土)

サクラが満開になりました!

 

 

公園内に植えられているソメイヨシノが満開になりました(*>ω<*)

 

 

 

P4155976

まだあまり花をつけていない木もありますが、

園内のソメイヨシノは概ねきれいに咲いています。

 

 

P4156002エントランスゾーンにあるオオヤマザクラも、

見ごろを迎えた木がありますヽ(*´∀`*)ノ

紅~淡紅色の花を付け、別名ベニヤマザクラともいいます。

 

 

まだまだサクラの見頃は続きますので、

皆様是非大潟水と森公園にお花見にお越しください。

 

 

2017年4月10日 (月)

サクラが開花しました!

 

公園内に植えられているソメイヨシノが開花しました!

 

 

P4105901

P4105908現在最も多く花を付けているのは、お休み広場ゾーンの芝生広場近くにあるもので、五分咲きといったところです(*´ω`*) 

同じソメイヨシノでも、日当たりなどの関係でまだ咲いていない木もありますが、そろそろ開花してくれると思います(`・ω・´)

 

 

園内にはソメイヨシノの他に、オクチョウジザクラやオオシマザクラ、

オオヤマザクラ、ウコンザクラ、シダレザクラなど、色々なサクラが植えられています。

それぞれ開花の時期が違いますので、ソメイヨシノが散ったあとも

サクラを楽しむことができます。

皆様ぜひ大潟水と森公園にお越しになって、様々なサクラをご観賞ください。

 

2017年3月18日 (土)

ミズバショウ開花しました!

 

潟の里ゾーンでミズバショウが開花しました!

 

ミズバショウはサトイモやコンニャク、マムシグサなどと同じサトイモ科の植物です。

花のように見える白い部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれるもので、葉の一種で花弁ではありません。

白い仏炎苞の中にある円柱状の部分に、小さな花がたくさん集まっています。

 

P3170525_2

P3170527_2

サトイモ科の特徴である仏炎苞が白く綺麗に開いていますヽ(*´∀`*)ノ

 

 

K_2西口駐車場から潟の里ゾーンの奥の東屋へまっすぐ行き、

東屋の中を通って道なりに歩いていくとミズバショウが生育しています。

地図の赤枠の所です。

 

 

ミズバショウがきれいに咲いている時期はそれほど長くはありませんので、

皆様ぜひ大潟水と森公園にお越しになって、ミズバショウをご観賞ください。

 

 

2016年10月24日 (月)

イチジクの苗木を植樹しました!

                                        

大潟水と森公園は今年で15周年を迎えました。

それを記念して、園内に大潟の特産であるイチジクを植樹いたしました。

                                       

本来は10/9の「15周年記念特盛!3しょくフェスタ」のイベントの一つとして、

大潟町小学校の皆さんに植樹していただく予定でしたが、

悪天候のため中止となり、今回10/14に職員が植樹することになりました。

                                                                                                                      

今回植えたイチジクは、蓬莱柿(ほうらいし)という日本産イチジクで、

大潟区では昔から栽培されているものです。

Pa170020

                                                                             

大潟区の方からいただいた苗木5本を植えました。

Pa140095                                                                             

あらかじめ掘っておいた穴に苗木を植え、支柱を立てます。

Pa140099

Pa140102

Pa140111

                                                                                                                   

苗木のまわりには水鉢をつくり、

水が根のある部分にちゃんと届くようにしました。

Pa140114

                                                                             

最後に記念の標識を立てて終了です。

Pa170017

                                                                                                                                                                                                                        

                                                                      

今回は5本を植樹しましたが、今後さらに5本植える予定になっています。

                                      

20周年の時に、皆さんに成長したイチジクを見てもらえるよう、

しっかりと育てていきたいと思います。

                                        

大潟水と森公園をこれからもよろしくお願いいたします。

                                                          

2016年1月10日 (日)

縁起植物 マンリョウとジュウリョウ

冬は、もう植物なんて葉っぱも落ちるし枯れるし、

植物観察なんて出来ないでしょ~・・・なんてことはありませんsign03

 

ツバキやスイセンがもう花を咲かせていたり、

冬芽の観察なんかも楽しいですよ(oゝω・o)

 

また、11月~12月ころに赤い実をつけ、

その実が春まで残っている、なんていう植物も

けっこうたくさんあるんですcherry p(^ω^q)

 

今回はそんな赤い実をつける、

【マンリョウ】と【ジュウリョウ】を観察してみますeye

Photoマンリョウ 自然観察園ゾーンにて

Img_9175ジュウリョウ 自然観察園ゾーンにて

 

 

【万両】と【十両】なんて、ありがたい名前がついています・・・happy02dollar

正月の飾りとしてなじみ深いですよねfuji

鮮やかな赤い実をつけることから縁起がいいとされています。

 

この2つはヤブコウジ科植物です。

正月飾りに最も良く使われる【センリョウ】はセンリョウ科で

科が違うのですが、センリョウよりも実が豪華につくことから

マンリョウの名がつき、それに対してジュウリョウの名で

呼ばれるようになったそうです(っω`c)

 

ちょっと整理してみるとflair

万両→マンリョウ(ヤブコウジ科) ヤブタチバナとも呼ばれる

千両→センリョウ(センリョウ科) クササンゴとも呼ばれる

百両→カラタチバナ(ヤブコウジ科)

十両→ジュウリョウ(ヤブコウジ科) ヤブコウジが本当の名前

一両→アリドオシ(アカネ科)

 

正月飾り用として園芸店で販売されているものも多いですが、

もともとは野生の植物たちですヾ(*´ω`*)ノ

自然に生えているものを見つけて、新年の縁起を担いでみませんかhappy01note

 

 

★のところで観察できますdelicious

ジュウリョウは園内各所でみられますよcherry

Photo_2

2015年12月26日 (土)

園内はお正月モードに*

クリスマスも終わりまして・・・

ふんすい広場と休憩施設がお正月モードになりましたcatfacefuji

 

Pc261113ふんすい回廊の丸窓におさるちゃんheart04

 

Pc261115写真ではわからりづらいですね、、、

なんて書いてあるか見に来てね(*>ω<*)笑

 

Pc261112まだ明けてないけど、おめでとうございますっsign03

休憩施設、キレイになりました!

年明け4日から開放します( `・∀・´)ノ

 

 

お正月の展示物は、サポーターの皆さんと作って、飾りつけしましたnote

Pc211084サポーターさんありがとうございました(pq´ω`)

 

 

皆さんが気持ちよく新年を迎えられますように・・・confidentfuji

 

 

 

 

2015年9月17日 (木)

ピンクの花がゆらゆら…ツリフネソウ

 

自然体験楽校ゾーンにて、

ピンク色の花が鮮やかな【ツリフネソウ】が咲いています( ´v`)shine

 

201598 

名前の由来は、花が釣り下がって咲く様子を「釣り舟」に例えたとか、

花器の「釣舟」に形が似ているからなどと言われていますflair

 

お花のお尻の部分、とでも言いましょうか・・・

後の方がくるっと丸くなるのも特徴的!

201598_2「距(きょ)」と呼ばれる部分ですhappy01

 

花の付き方や形も独特、花びらも色鮮やか、

とっても特徴のあるお花ですよね(*>ω<*)

 

さらに、花が終わり緑色のぷくっとした実がなるのですが、

これは指で触るなどのちょっとした刺激ではじけ、

くるくるっと巻いて、中の種子を飛ばしますimpact

そう、【ホウセンカ】のように(。´ω`)ノ

ホウセンカは同じツリフネソウ科の仲間なんですよ~catfaceflair

 

種になるまで目が離せない【ツリフネソウ】、

ぜひ見に来てくださいね p(^ω^q)shine

 

 

2015年8月 4日 (火)

ヒガンバナより一足早く…キツネノカミソリ

歴史ゾーン丸山古墳エリアに、【キツネノカミソリ】が咲いています(*>ω<*)

201584

ヒガンバナ科ヒガンバナ属の植物で、遠くから見るとヒガンバナに似ていますeye

しかし花びらの色はオレンジ色で、花の咲く時期も一足お先noteですp(^ω^q)

花が咲くころには葉はもう枯れて無くなっているという点は同じですdog

 

きれいなお花なのに『カミソリ』だなんて物騒な名前がついていますが・・・

早春に出る葉が、カミソリに似て細長いことから名がつきました( ´v`)

ちなみに『キツネ』とつくのは、キツネがいるような場所に咲くから、とか

花の色をキツネの色にたとえた、とか

葉がない状態でいきなり花がにょきっと伸びてくる姿が、キツネに化かされたようだからとか

いろんな説があるみたいです( ^ω^)flair

201584_2お花のアップ

ちなみにちなみに!

【タヌキノカミソリ】もあるそうです。

花の形などはよく似ていて、色はピンクcherryblossom

キツネに対してタヌキ、ということで名づけられたようです(*゜Д゜*)

 

 

日陰でパッと鮮やかな花を咲かせる【キツネノカミソリ】

ぜひ観察してみてくださいねヾ(*´ω`*)ノshine