鵜ノ池の白いハスは「不忍池斑蓮(しのばずのいけまだらはす)」!
今年もハスが咲き始めました
鵜ノ池には白いハスが咲きます。
去年の様子です
白いハスなんて、ちょっとめずらしいですよね
くらいにしか思っていなかったのですが…
品種を調べてもらったところ、いろいろと面白いことが分かったのです
事の始まりは昨年の夏の終わり。
新潟県立植物園の倉重園長より、
「大潟の公園のハスはどうも普通のハスとは違うのではないか」との指摘がありました。
そこで、花をとってきて詳細をお伝えし、
倉重園長から、ハスに詳しい京都府立植物園の山本氏に
品種の同定をお願いしてもらいました。
すると、品種は「不忍池斑蓮(しのばずのいけまだらはす)」という
「観賞用」のハスであることが分かったのです
不忍池といえば、東京の上の恩腸公園(通称上野公園)の中にある池。
そしてその不忍池は三つに分かれており、その一つが鵜池と呼ばれいるのです。
なんと大潟の鵜ノ池と同じ呼称だったんですね
大潟の鵜ノ池は寛永年間(1624~1645)に築堤されたと記録されています。
その後、誰がどのような経過をたどって池に植えたのか。
大潟の「鵜ノ池」が上野と同じ呼称となっているのは何故なのか。
上野公園の管理事務所に確認したところ、不忍池の鵜池は戦後にできたが、
名称等についての詳細は分からないとのことでした。
わからないことがたくさんありますが、とっても興味深いですよね
『鵜ノ池 不忍池斑蓮』の謎(?)が解き明かされる日は来るのでしょうか
以下のリンク先の資料(大潟水と森公園事務所作成)もぜひご覧ください
R2 大潟水と森公園のハス r2.pdfをダウンロード
ハスが見ごろになりましたら、またお知らせしていきます
どうぞお楽しみに