公園の植物紹介・ユリノキ
今回ご紹介するのはユリノキです
もう葉っぱも何もなくなってしまっているので、何の木やら分かりませんが
木の下を見てみると、何やらたくさん落ちているものがあります
これです!
ユリノキの種子なんです。
左のふくらんでいるところが種子。
平べったいところは翼(よく)といって、これのおかげで種子は風で飛ばされて遠くへ落ちるのです!
種子を中心にくるくると回りながら落ちていきます
6月頃に、黄緑色の大きな花を咲かせます。
ユリの花に似ているからユリノキという名前が付けられたそうです。
が、どちらかというとチューリップのほうに似ているかも
実際、英名はチューリップ・ツリー。
名前が付けられた当時、チューリップがまだ一般的ではなかったからという話を聞いて、「なるほど~」と思いました
ユリに例えるしかなかったんですね~
チューリップが知られていたら「チューリップノキ」になっていたんでしょうか
ちなみに、葉っぱの形が袢纏(はんてん)に似ているから別名、ハンテンボクともいわれます。
ユリノキは北アメリカ東部原産、モクレン科の落葉高木です。
園内では、公園事務所前やカナールの下流、多目的運動広場と多目的芝生広場の間で見られます。