冬芽観察その1 (ヤマボウシとアジサイ)
冬は花が咲かないどころか葉も落ちてしまうし、
植物の観察には向かない時期・・・と思いがちですが、
よくみてみると新しい発見や、冬にしか見せてくれない表情があります。
特に「冬芽」を観察するととても面白いですよ。
植物は冬の寒い時期も冬芽の中で、春に葉を広げ、
花を咲かすために少しずつ準備を始めているのです。
冬芽は花や葉と同じように植物を見分けるための大切な材料です。
つまりそれぞれの植物でひとつひとつ構造や付き方が違ってくるのです。
冬芽観察シリーズでは、園内にどんな冬芽があるのか、
それぞれの特徴はどんなものかをご紹介していきます
皆さんの冬芽観察の参考にしていただければいいな、
と思っています((((*o・ω・)o)))
今回は鱗芽(りんが)と裸芽(らが)について
見ていきたいと思います(`・ω・´)
冬芽を特徴別に分けるときの、一番大きなくくりですね
鱗芽とは芽鱗(がりん)という葉が変形したものに
おおわれているものをいいます。文字とおり魚のうろこのようなもの、
毛皮のコートのようなもの、硬い皮のようなもの・・・
芽鱗も様々です(○゚ε^○)
こちらはヤマボウシの冬芽
鱗芽となります。2つの芽鱗におおわれていますよ(ノ*・ω・)ノ
裸芽とは葉などがむき出しの状態のもの。
アジサイの冬芽は裸芽となります
葉脈が見えていますよね(*゜Д゜*)
小さな冬芽、ぜひ見つけてみてくださいね