2月20日(日)に、冬芽や葉痕などを観察する「冬の樹木の楽しみ方」をおこないました
冬芽とは、冬に休眠状態にある芽のこと
葉痕(ようこん)は、読んで字のごとくですが、葉が落ちたあとのことです。
どちらも小さなものですが、樹木によって形が特徴的なので、葉の無い冬季において樹種を見分ける手がかりになります。
そして、形がユニークなものも多く、数少ない(?)冬の見どころの一つです
どんなものが見られるか、早速観察のため園内へ。
「こんにちは、キハダです」
「赤い鼻のピエロ、なんて言われることもあります」
(‘赤い鼻’が冬芽、その周りを囲っているのが葉痕)
「今日は天気がいいですね~」
「本当に、いい天気ですね~」
「おっと、ご挨拶が遅れました。カキです」
にこやかな丸顔は葉痕です。
冬芽の三角帽子をかぶっています。
「メェ~」
と、羊似のオニグルミの葉痕。
「ウキャ!」
と、同じオニグルミでも、こちらはお猿さん似ですね
頭に乗っているのが冬芽です。
天候にも恵まれ、野外観察にはもってこいの穏やかな一日でした
なお、観察会は形態的な特徴なども解説し、いたって真面目に開催しました
2月は寒さと暖かさの繰り返しですね。
公園内でも徐々に春を感じられるようになったなと思っていた矢先、降りましたね
昨日までに園内の雪もずいぶん溶けていたんですけど・・・
また真冬に逆戻りの様相です。
でも春は確実に近くまで来ています
修景池の脇のウメです。
そして定番の、「まず咲く」マンサクです。
(春にまっ先に咲くことが名前の由来というのは、知っている方も多いと思います)
内側に丸まっていた花弁が、徐々にほどけて開いていく様子が面白いです
今週半ばにはまた暖かくなりそうなので、また一段と春が近くなりそうです
公園にお出かけの際は、是非、春を探してみてください
昨日観察した野鳥の紹介の続きです。
昨日の観察中に、最近たまに見かけて「何だろう?」と気になっていた、ガンの仲間のような鳥の写真を撮りました
鳥にちょっと詳しい同僚に確認したところ、
「オオヒシクイかな?」
ということでした。
オオヒシクイといえば福島潟が有名なので、「水の公園 福島潟」さんのHPをのぞいてみました
そして、
オオヒシクイは国の天然記念物に指定されている。
ガンの仲間で一番大きく、羽を広げると1m60cm。
福島潟は日本一のオオヒシクイの越冬地。
などの情報を入手!
また、2月4日には1300羽のオオヒシクイを確認しているそうです。
そろそろ北へ帰りはじめる頃だそうなので、その途中を見かけたのかもしれません。
謎の鳥の正体が分かってスッキリしました
通勤の途中、鳥屋野潟の脇を毎日通ります。
今朝は、(白鳥がたくさんいる!)
ということを確認したので、急ぎ鳥屋野潟へ。
自然生態園の脇にある一本松から観察です
「白鳥がたくさんいる」ときは、スポーツ公園付近からも観察できるような比較的近くでも、小集団を見ることができます。
遠くの方にはもっとたくさんいるのです。
そこは、間近に人も来れないところなので、ゆっくり出来ますよね。
上の写真に収まっている白鳥さんたちは、そういったことをあまり気にしない性質なんでしょうか
おかげでよく見えますが。
こちらは自然生態園の池。
オオバンです。
今日は1羽だけでした。
昨年のような、大軍を見てみたいです
昨年の様子 ⇒こちら
オオバン(右)とコガモ(左)のサイズ比較です。
さて、樹の間に見えるこの物体は・・・
キジでした。
今日は2羽目の目撃です。
(池を挟んで1羽ずつ)
茂みに身を隠していましたが、
「ヤバイっ!」
と思ったのか、
飛んで行ってしまいました・・・。
こちらとしては、通り過ぎただけなんですが・・・
脅かしてすみません
今日は、小1時間で20種類ほどを見ることができました
天気が良いっていいですね