30人31脚

2012年5月30日 (水)

“温かい心”

5月24日から4日間開催された新潟県高校総体陸上競技大会が閉幕しました。

短距離・ハードル・中距離・長距離・リレー・跳躍・投てき・混成競技が行われ、スタジアムが興奮の坩堝と化しました!

 

一生懸命ゴールを目指す選手を見ていて・・・あるイベントの記憶がよみがえりました!

あるイベントとは! 『小学生クラス対抗30人31脚』です!!

 

この『小学生クラス対抗30人31脚』はもの凄く奥の深いイベント。

30人31脚とは横一列に並んだ30人以上のチームが二人三脚の要領で、50メートル走のタイムを競うものです。

この競技そのものは「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー」から生まれたもので、あまりに好評だったため、同番組が打ち切られた後も放送が続けられた。

第1回開催の1996年から毎年行われたものの・・・「参加校の全国的減少により、当初の基本コンセプトが成り立たなくなったことと、テレビを取り巻く経済環境の悪化により大会運営が厳しくなった」ことにより、この大会は2009年の第14回大会を最後に終了することになってしまいました。

この大会が好評だった理由は「小学生クラス対抗30人31脚」が、単に『小学生クラス対抗30人31脚』ではないということ!

「小学生クラス対抗30人31脚」が『小学生クラス対抗30人31脚』ではない理由とは、大会名にある「クラス対抗」といっても、30人未満の学級が複数ある学校にも配慮し、単一学級でなくても出場することができたというもの。

 

もう1つは、「30人31脚」に隠された秘密!

「30人31脚」といっても、30人以上であれば競技に参加することができた。

これは、「クラス対抗」とは反対の考え方で、単一学級内に30人以上いた場合、参加できない児童が生まれ、その児童がクラス内で仲間外れにされてしまうことを防ぐために30人以上であれば競技に参加することができるというもの。

 

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2008年までは東北電力ビッグスワンスタジアムのピッチで開催、2009年は利用調整が整わずにハードオフエコスタジアム新潟で開催され、大会に幕を下ろしてしまいました。

思いの外、芝生の傷みが激しく、主催者であるテレビ朝日担当局のUX新潟テレビ21様との調整を何度も重ね、芝生の傷みをなくするほどのご協力をいただきました。

 

競技関係者を虜にし、観る者に感動を与える“温かい心”だったと強く感じています。

“喜び合う子ども達”“悔し泣きする子ども達”を見ていると・・・柄にもなく熱いものがこみ上げてきたことを思い出してしまいます。

 

もう一度! あの感動を味わいたいものです!!

そして・・・ “友達の大切さ” “助け合う気持ち” を感じるチャンスに!!