〇〇〇物語

2014年3月 7日 (金)

正夢にならず・・・ホッ♪

グラウンドが一面の銀世界sign03 なんて夢を見てしまいましたが・・・

正夢にならず・・・ホッ・・・ホッ・・・ホッnote

保温シートの上には薄らと雪snowというか・・・が乗っかっているくらい。

除雪を覚悟し、タイヤショベル&ダンプ&30人ほどの作業員を準備していたのですが、取り越し苦労で終わって良かったです。


というのは今日だけの話でsign01 明日にかけ、まだまだ積雪が予想されます。

3月としては、かなり強い寒気が南下中とのことsign03

Jリーグ当日も悩まされそうですdown

これからの作業の流れは、“保温シート撤去”“刈り込み”“ゴール設置”“ライン引き”となります。

Img_3686

只今の気温は-3℃sign01 保温シート同士がくっついているので、ゆっくりと剥がしていきます。

ゴール設置の際、サッカー競技規則にある『クロスバーの下端からグラウンドまでの距離は2.44m(8フィート)』ということも確認します。

今日は気温も上がらずで、芝生のことを考えると作業をするのは気が引けます・・・

○○○物語

明日のJリーグホーム開幕戦に向け、芝生以外にも大事な作業を行っています。

その一つが・・・

Img_3285 スタンドImg_3288

↑写真は昨日撮影したものですが、スタンド座席の水拭きです。

ご来場いただく皆様に気持ち良く使っていただけるよう、42,300席全席を丁寧に拭きあげます。

danger当日までに汚れてしまう場合もありますが、汚れが酷い場合はお近くのスタッフまでお申し付けください。

                                       

いよいよ、明日はJ.LEAGUE Division 1 2014シーズンのホーム開幕戦soccer

同時に、『デンカビッグスワンスタジアム』のJリーグ デビュー戦でもありますsoccer

オレンジ色に染まったの“デンカビッグスワンスタジアム”で、オレンジ色の“勝点3” を祝いましょうshine

                                       

2014年3月 1日 (土)

いよいよ2014シーズン開幕!

3月1日(土) いよいよ“J.LEAGUE Division 1 2014シーズン”が開幕を迎えますsoccer

アルビレックス新潟は、ユアテックスタジアム仙台でベガルタ仙台と戦います。

14時のキックオフsoccershoedashが待ち遠しいですnote

                         

今日の試合も気になるところではありますが、来週の天候が非常に気になります。

3日以降、火曜日の「曇時々晴」を除き、全て「曇時々雪」の予報が・・・

今冬は雪が降らずup積もらずup いい状態でシーズンを迎えられると思っていたのですが・・・そう甘くはないようですdown

火曜日めがけて“施肥”を行い、ホーム開幕の前日となる7日に“準備作業”を完了させる予定なのですが・・・6日に入る強い寒気の影響によっては、もしかしたら“除雪作業”が追加になるかもしれません。。。

昨日と同じく、芝生は保温シートに覆われた状態です。

Img_3640

                           

Jリーグに向けた準備作業が進んでいることは、昨日の「しばふ物語」でもお伝えしましたが、まだまだ準備は続きます。

観戦される皆様にはご迷惑をおかけしておりましたが、スタンド座席の欠損したナンバープレートを、応急的にシールで対応させていただきました。

Img_3265 シール貼り                 Img_3266                   

42,300席全ての確認はできませんでしたが、順次、対応させていただきますので、ご理解ご協力をお願いいたします。

                                         

2014年2月28日 (金)

デンカビッグスワンスタジアムも戦闘モード!

いよいよ明日から3月に突入し、そして、いよいよ“J.LEAGUE Division 1 2014シーズン”が開幕します。

アルビレックス新潟のシーズン開幕は3月1日、ユアテックスタジアム仙台でベガルタ仙台と、ホーム開幕は3月8日、デンカビッグスワンスタジアムでガンバ大阪との戦いになります。

週間天気予報では、新潟は曇時々雪が続きそうで、6日には新潟上空に強い寒気が入るとの予報が・・・

 

雪が降らないことを祈ります。。。

○○○物語

デンカビッグスワンスタジアムでは、ホーム開幕に向けた準備が着々と進んでいます。

↓小さな雪山ですが、屋根から落ちた雪がガチガチに固まっていたので、“雪いじり”をsign01

Img_3255                              

スタジアム職員の手で、硬く締め固まった雪山を崩しました。

Img_3261                

おかげで・・・強烈な筋肉痛です。。。

                               

                                

↓続いては“スタンドの水洗い”です。

Img_3258                              

埃や汚れを水とブラシで洗い流します。

昨日でスタンド1層目が完了し、今日から2層目の作業に入ります。

↓芝生

そして、芝生の準備はというと・・・

Img_3262

今日からしばらくは保温シートの下で養生となります。

                                                

アルビレックス新潟デンカビッグスワンスタジアムもJ.LEAGUEへ向け、“戦闘モード”全開ですsoccer

                                           




2014年2月 9日 (日)

初出動!

昨日から今朝までに降り積もった雪は25㎝ほどsign03

ここまで降るとは思いませんでした。。。

今シーズン、最初で最後の出動になることを願いながら・・・2月9日!初出動ですrock

Img_3588 
今日は・・・「芝生担当」から『除雪担当』へ業務変更ですsweat01

                               

2014年1月23日 (木)

自らの身を守る植物!

芝生の上から消えてしまいました。。。

Img_3067                                  

がッsign03

                                       

芝生は“顔”を出し、気持ちよさそうですが、芝生をアップで見ると・・・

Img_3063                

多少ではあったものの、雪に覆われ・・・常に冷たく、濡れた状態で過ごしていたため、体調が悪そうな“顔”にしか見えません。。。

下葉は枯れてしまい・・・

寒地型芝草は、生育適温域を超える“夏季”“冬季”に自ら葉の枚数を減らします。

植物も!私たちと同じ“自己防衛機能”を持っており、様々な形で自らの体を守っています。

皆さんも、よく耳にすることがあると思いますが、森林で二次的に生産される“フィトンチッド”や野菜などに含まれる“アク”などがあります。

私たちに有益な森林浴効果をもたらしてくれる神秘的で不思議な香りの正体が“フィトンチッド”ですが、樹木は外敵から身を守るために「他の植物への生長阻害作用」「動物などに葉や幹を食べられないようにするための摂食阻害作用」「病害虫に感染しないよう殺虫・殺菌効果」を発揮しています。

参考までに!フィトンチッドとは・・・フィトン(=植物が) チッド(=殺す)という意味だそうです。

ホウレンソウやタケノコなどは“アク”の強い野菜として有名ですが、植物が自らの身や子孫を守るため、体内に毒を貯めます。この毒成分を俗に“アク”と呼んでいます。

この“アク”は、虫などからたくさん食べられないように自らの身を守るための微毒なので、“アク”の強い生野菜の継続摂取は控え、極力、“アク抜き”をしてからの方が安全かもしれません。

“落葉”という現象も自らの身を守るための防衛手段なんです。

気温が生育適温域を超えると、光合成能力が低下するため新たなエネルギーが作り出せなくなります。根の吸水能力も落ちるため、葉を残していると気孔から水分が蒸散し植物が枯れてしまう危険があります。

そこで、自ら葉を落とすという訳です。

ざっくりした説明で申し訳ありません。。。

                  

                                                            

“植物つながり”で話題をもう一つ!

自己防衛では対応しきれない事態も発生しています。

下の図はある被害の発生推移ですが、何の被害か分かりますでしょうかsign02

Glaf

これは「松くい虫」の被害推移をグラフにしたもので、新潟県は平成23年度から被害が激増しています。

『詳細はこちらをご覧ください』

新潟市内でも「松くい虫」の被害が拡がっています。

当スタジアムの正面には66本の大切なアカマツが生活しています。

Img_3015

このアカマツは、新潟21 世紀記念事業の一環として『緑のプチオーナー』で植栽されたものです。

Img_3068                 
『緑のプチオーナー』をご覧ください。

                     

このアカマツが「松くい虫」に負けないよう幹に薬剤を注入しました。

Img_3057

この“樹幹注入”は2年に1回の作業で、マツの樹液流動が始まる前の冬期に行います。

                          

今日は、“芝生”から離れ、植物に関する話題を提供してしまいました。。。

それにしても、植物は本当に“不思議な力”を持ってますねsign03

知れば知るほど・・・“植物”っておもしろいnote

                                 

                                       

2014年1月10日 (金)

“寒さ”と“ボルト”との戦い!?

今シーズン一番の寒気だけありsign01 とても寒いです。。。

気温の低い時に風が吹いていると実際の気温より寒く感じる事を体感温度と言いますが、一般的には風速1mに付き1℃冷たく感じると言われています。

今日も風が強く、今朝の体感温度は-9℃ほどsign03

もちろん 芝生もこの温度を体で感じています。

この寒気に襲われる前に 芝生の上に5㎝ほどの積雪を期待したのですが・・・残念down

Img_3220 

芝生を雪が覆ってくれれば・・・この寒さも多少は和らいだはずなのですが・・・芝生もさと戦っています。

雪国の芝生管理では、降り過ぎは困りますが・・・全く降らないのも困ります・・・

この「最強寒波」で三連休も寒くなりそうです。。。

お仕事の方もお休みの方もお出かけには十分ご注意ください。

                                   

                                        

芝生の話を少し離れますが、シーズンオフに入ったデンカビッグスワンスタジアムでは、とても味で・・・とても過で・・・さと戦いながら・・・ある作業が進められています。

Img_3140

上の写真は昨年末に撮影したものですが、何の作業をしているか分かりますでしょうかsign02

実は、スタンドのイスを固定しているボルト増し締めをしているんです。

使用を繰り返すことでボルトが少しずつ緩んでしまいます。

皆様から気持ちよくご利用いただきたいとの思いを込め、シーズンを迎える前の寒い時期に行っているというわけです。

一つのイスは4本のボルトで固定されているため、全てのイスのボルトは160,000本以上sign03

スタジアム職員で、先ずは1層目を仕上げていきます。

2時間も作業するとぐったりしてしまいますが、これからも味~に進めていきます。

                                          

2013年8月31日 (土)

“新しいもの”っていいですね☆

“雨”が気になります!

 

芝生の液肥散布は終わりました。

Img_1903

 

                           
            

が!

 

陸上トラックのライン引きは雨が降るまで(?)続きます。

22時くらいには降り始めるかな???

Img_1907 Img_1910

メインストレートにどんどんラインが書かれていきます。

                   

“新しいもの”っていいですねshine

           

2013年8月29日 (木)

あ~待ち遠しい!

ほぼ同じタイミングで“更新作業”“ライン引き”が始まりました。

“更新作業”は芝生管理作業! “ライン引き”は陸上トラック改修工事!

作業状況を見てみると・・・

 

こちらは“更新作業”

Img_1883

作業のあとを見てみると!

Img_1894

黒っぽく見えているのが“穴”

穴の間隔は7㎝ほど! 穴の深さは15㎝ほど!

一旦、生育状態は落ち込みますが、この作業をすることで芝草の健康状態を取り戻すことができます。

「あ~待ち遠しい!」

 

こちらは“ライン引き”

型枠を使い一本一本丁寧にスプレーガンで塗装していきます。

Img_1886 Img_1888_2

作業のあとを見てみると!
Img_1893

キレイなラインが仕上がっていきます。

陸上トラックのリニューアルが 「あ~待ち遠しい!」

                    

2013年8月17日 (土)

寒地型芝草の「サマーディクライン」

8月も後半に入りました。

月曜日から僅かながら気温が下がるようですが、“予報”“予報”なので、どうなるのか・・・

Img_2188

日差しは和らいだものの・・・相変わらず気温は高く・・・

寒地型芝草にとっては、この“暑さ”死活問題になってしまいます。

 

今日は寒地型芝草が、夏場の生育が落ち込んでしまう現象「サマーディクライン」についてのお話しです。

寒地型芝草を含めた大半の植物は「C3植物」、暖地型芝草(野芝・ティフトンなど)やトウモロコシ・サトウキビなどは「C4植物」、サボテンなどは「CAM植物」に分類されます。

C3植物は高温や紫外線に対する感受性が非常に高い植物です。

新しい“根っこ”“葉っぱ”をつくり体を成長させるための“炭水化物”を光合成で生産します。

生産された炭水化物のうち、呼吸や成長に必要なもの以外の余ったものは貯蔵養分として蓄えられ、春や秋の発根や発芽に使用されます。

しかし、夏季の高温時には、「光合成機能の低下」「発根機能の低下」「呼吸の増大」などにより、せっかく蓄えられた貯蔵養分が消費されてしまいます。

この消費が進むと、“根っこ”“葉っぱ”の生育を維持できなくなってしまいます。

地温が27℃以上になると新しい“根っこ”の発生が無くなり、生育していた“根っこ”も衰退し、地温が30℃を超えると更に進んでしまい、35℃以上になると完全にその機能を失ってしまうと言われています。

特に怖いことは、熱帯夜で地温が下がらないこと。呼吸による炭水化物の消耗が激しく、“根っこ”の衰退が促進されてしまいます。

これが、寒地型芝草に見られる「サマーディクライン」の仕組みです。

 

ちなみに! 午前11時現在の地温は・・・28.9℃

Img_2191

サマーディクラインに負けないよう! 常に“透水性や通気性の確保”“適正な刈高”“肥培管理”などに取り組んでいます。

 

《陸上トラック改修》

いよいよ!第3工程の「エンボス加工」が始まりました。

Img_2179 Img_2182

見事な凸凹が仕上がっていきます。

Img_2185

 

                
                      

“芝生”“人”もサマーディクラインには要注意!

 

2013年8月16日 (金)

“暑さ”に負けず頑張りましょう!

この“暑さ”! いつまで続くのでしょうか???

日中の暑さから芝生を保護するため、センターを中心に『温度上昇防止剤入りシート』を設置しています。

Img_2151

                       
                  
 

陸上トラック改修も作業が進み、陸上界で呼ばれている“Aゾーン”“Bゾーン”「トップコート」を行います。

 Gousei

“Aゾーン”はピッチ南(右)側の半円部分!

“Bゾーン”はピッチ北(左)側の半円部分!

 

芝生にウレタンや塗料が飛ばないよう養生します。

Img_2145

それでも・・・多少は飛んでしまいます。。。

Img_2143

ウレタンが付着した部分は熱で枯れてしまいそうですが・・・刈り込みをすることで、問題はないと・・・

 

今日も“暑さ”に負けず! 頑張りましょう!!

                        

2013年8月 8日 (木)

精度の高さに!!

朝一番で液肥を上げ! 暑い中ではありますが、今日は一日、養生してもらいます。

Img_1587
                   

週間天気予報を見ても・・・晴ればかり。。。

20日頃まで暑さが続くそうで、明日は更に暑くなり・・・“猛暑日”間違いなさそうです。。。

 

陸上トラック改修工事も2段階目の前半作業「ウレタン(耐久層)塗布作業」が終わりました。

Img_1589
             

2段階目の後半作業は、1㍉にも満たない!わずかな凹凸を削り、平滑さを高める作業が始まります。

Img_1532

↑写真では分かりにくいですが・・・チョークで書かれた部分はわずかな凹凸です。

精度の高さに驚きです!!

 

明日から4日間、関東方面に出張のため、しばらく「しばふ物語」をお休みさせていただきます。

 

2013年8月 7日 (水)

職人技!

いくら技術が高度化しても、職人の腕に頼らなければいけない作業があります。

スタジアムで進んでいる陸上トラック改修は、まさにそのもの!

気温も落ち着き始めた午後4時! ウレタン塗布作業が始まりました。

Img_1559 Img_1569

ウレタン改修工事は5段階の工程があります。

1段階は「既存ウレタン切削」

2段階は「ウレタン層(耐久層)塗布」

3段階は「エンボス仕上げ」

4段階は「トップコート」

5段階は「レーンマーキング」

  

今日で2段階目の「ウレタン層(耐久層)塗布作業」が完了する予定です。

この後の3段階目に突入するまでには、細かな微調整作業がまだまだ続くようです。。。

 

“時間”との戦い!

“夏” って感じの一日が始まり、しばらくは“真夏日”が続きそうですが、ウレタンに覆われているグラウンドは連日の“猛暑日”になりそうです。。。

 

暑さに弱い寒地型芝草では、管理作業でのストレスを最小限にするため、気温が上がり始める10時には作業を終わらせ、気温が下がり始める(ピッチが屋根の日影に入る)15時以降に作業を再開する! そんな生活が始まります。

今朝は日の出と同時に“目砂散布”を始め、ストレスを減らすために人力で擦り込みを行います。

Img_1523 Img_1527

その後、特殊なシートを、傷みの激しいゴール前に設置します。

Img_1539

クリック→→→特殊なシートの正体は?

 

                                          
                                  

陸上トラック改修も芝生管理同様で、日中はウレタンの硬化速度が速すぎるため、16時以降の作業となります。

とはいえ、16時まで休んでいるわけではなく、日中も可能な作業を行っています。

Img_1533

 

芝草“生きもの”・・・ウレタンも硬化前は“生きもの”・・・お互い“時間”との戦いです。

 

2013年8月 6日 (火)

上にも下にもビッグスワン!

“逆さ富士”ならぬsign01 “逆さビッグスワン”sign03

語呂が合わないですが・・・

Img_1519

写っている部分は、もちろん! 湖でも川でもありません。

ウレタン工事で耐久層を塗布した状態が鏡(水)のように・・・

工事関係者の方から話を聞くと・・・「カラス以外の鳥で、水と間違って飛び込んでくることがある」とのことです。

鳥の気持ちが分かるような気がしますsign03

 

2013年8月 4日 (日)

陸上トラック改修に“驚き”と“感心”

夕方からの雨rainで一旦は中止の判断となった陸上トラック改修ですが、ブロワーを使い!ウレタンを乾かしながら、「少しでも!」という思いから作業を進めています。

利用頻度の高い“1~2レーン”“スタートエリア”“助走路”などには、見た目には分からない不陸が・・・

表面を切削しても不陸ってあるんですねッsign03

今は、不陸をなくし、下地をまっ平らにする作業を行っています。

Img_1488 Img_1491


見ている方は“驚き”“感心”ばかりup

でも・・・作業されている方々は本当に“地道”“きつい”お仕事ですdown