グラウンドが一面の銀世界 なんて夢を見てしまいましたが・・・
正夢にならず・・・ホッ・・・ホッ・・・ホッ
保温シートの上には薄らと雪というか・・・氷が乗っかっているくらい。
除雪を覚悟し、タイヤショベル&ダンプ&30人ほどの作業員を準備していたのですが、取り越し苦労で終わって良かったです。
というのは今日だけの話で 明日にかけ、まだまだ積雪が予想されます。
3月としては、かなり強い寒気が南下中とのこと
Jリーグ当日も悩まされそうです
これからの作業の流れは、“保温シート撤去”→“刈り込み”→“ゴール設置”→“ライン引き”となります。
只今の気温は-3℃ 保温シート同士がくっついているので、ゆっくりと剥がしていきます。
ゴール設置の際、サッカー競技規則にある『クロスバーの下端からグラウンドまでの距離は2.44m(8フィート)』ということも確認します。
今日は気温も上がらずで、芝生のことを考えると作業をするのは気が引けます・・・
○○○物語
明日のJリーグホーム開幕戦に向け、芝生以外にも大事な作業を行っています。
その一つが・・・
↑写真は昨日撮影したものですが、スタンド座席の水拭きです。
ご来場いただく皆様に気持ち良く使っていただけるよう、42,300席全席を丁寧に拭きあげます。
当日までに汚れてしまう場合もありますが、汚れが酷い場合はお近くのスタッフまでお申し付けください。
いよいよ、明日はJ.LEAGUE Division 1 2014シーズンのホーム開幕戦
同時に、『デンカビッグスワンスタジアム』のJリーグ デビュー戦でもあります
オレンジ色に染まったの“デンカビッグスワンスタジアム”で、オレンジ色の“勝点3” を祝いましょう
まだまだ安心はできませんが 気持ちがウキウキしてきます
『何がッ』
↓これです これッ
日付 | 2月23日 (日) | 2月24日 (月) | 2月25日 (火) | 2月26日 (水) | 2月27日 (木) | 2月28日 (金) |
天気 | 曇り | 曇時々晴 | 曇時々晴 | 曇時々晴 | 曇時々晴 | --- --- |
気温(℃) | 5 0 | 6 1 | 7 1 | 8 2 | 10 2 | --- --- |
降水 確率(%) | 40 | 30 | 40 | 30 | 30 | --- |
2月20日17時発表の週間天気予報(「Yahoo! JAPAN天気・災害ピンポイント天気」から引用)ですが、24日以降、良い感じで天候が回復していきます。
期待しちゃいます
今日の作業は「雪いじり」です。
芝生の上から退かした雪がなかなか融けず・・・雪があるだけで“ひんやり”してしまうので、雪が早く融けますように・・・
気温が上がらないので、雪はガチガチです。。。
来週は色々な作業ができそうです
1月31日の保温シート設置以来、17日ぶりに芝生が全面 “顔”を出しました。
気温はちょっと低めですが・・・明日から4日間ほどが続きそうなので、タイミングは今日しかありません。。。
今日は、『“根っこ”の促進剤などを散布し、夕方には再び保温シートをかける』という作業を行います。
久しぶりに・・・芝生との“再会” & 芝生作業の“再開”になります。
芝生の状況は・・・
保温シートの下とはいえ、ほどよく乾いた状態で 雪の下になっていないと芝生の“顔”が全く違います
まだまだ黄色くなった“葉っぱ”が目立ちますが、天候さえ安定してくれれば、とても良い状態になってくれそうです
天候さえ安定してくれれば・・・
本格的な降雪も見られないようなので、いよいよ“保温シート”を設置することにしました
ビッグスワンの芝生担当を始めてから8度目の冬を迎えましたが、1月に“保温シート”が活躍するのは初めてのことです
これからは芝生の状態を確認しながら・・・保温シートの“撤去”&“設置”を繰り返していきます。
3日ぶりの「しばふ物語」更新となりました。
28日は、今回が見納めになるであろう『国立競技場』へ
近代的な国立競技場も楽しみな反面、歴史と風格のある競技場が無くなるのは寂しいような・・・
29日は、ちょっと足をのばし『茨城県立カシマサッカースタジアム』へ
色々と情報交換させていただきながら、有意義な二日間を過ごしてきました。
それにしてもッ
この二日間、“新潟”で言えば4月中旬の暖かさを体感してきました
雲一つない快晴
腹が立ってしまうほどの天候でした
と 言っていても仕方ないので・・・『例年と比べれば“新潟”も恵まれている』そう思いながら、Jリーグ開幕に向け、一歩一歩確実に進んでいきます。
12月も終わりが見えてきましたが、新潟市内は積雪がゼロ
新潟市内とはいえ、いつもは『ホワイトクリスマス』が当たり前のようでしたが・・・今年は『グリーンクリスマス』になってしまいました。。。
それにしても寒いです
少し外にいるだけで体の芯まで冷え切ってしまい、キーボードを叩く手が動かず・・・ブログを更新しようにも悪戦苦闘中
今年度、最後の作業は“ライン消し”です。
芝生の作業はこれが仕事納めになります。
しばらく・・・“ピッチ”ともお別れになります。。。
今年の冬は例年以上に日照時間が少なく、12月1日からの日照時間は累計で36時間ほど・・・
ただでさえ日照時間が少ない“新潟”なのに これでは芝生も可哀そうで・・・
今後の天候が気になります。。。
まだ新潟の冬は始まったばかり これから、もっともっと厳しい寒さに向かいます。
そんな中、芝生は“寒さ”から逃げることもできず・・・裸の状態で“寒さ”と戦うことになります。
寒さに強い寒地型芝草といっても、日平均気温が5℃を下回ると生育を止めてしまいます!!
冷たい風にあたり・・・冷たい雪に押しつぶされ・・・暖かい春が来るのを待ちます。。。
少しでも健康な状態で春が迎えられるよう 芝生に『着色』を行います。
この着色作業はシーズンが終わった、この時期にしか行いません。
「え~ッ 芝生に色をつけてるの」
そんな声が聞こえてきそうですが・・・・着色剤で“葉っぱ”をコーティングし、寒さから芝生を守るという大きな意味があります。
“葉っぱ”をコーティングすることで・・・「葉緑素の生成が促進され芝生を健康に育てる」「春の立ち上がりが早い」「近赤外線領域(熱線)の吸収率が高まり葉温・地温が上昇する」などの効果が期待できるというわけです!!
ちなみに!
近赤外線とは、波長がおよそ0.7-2.5μm(マイクロメートル)の電磁波で、赤色の可視光線に近い波長を持ちます。可視光線に近い特性を持つため「見えない光」として、赤外線カメラや赤外線通信、家電用のリモコンなどに応用されています。
できるだけ芝生本来の色調に近い着色剤を散布し、少しでもいい状態で2014シーズンを迎えられるようにする『着色剤散布』のお話しでした。