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2011年8月26日 (金)

“芝生”という・・・

東北電力ビッグスワンスタジアムの芝生と共に歩み始めてから5年5ヵ月が経とうとしています。

この5年間、芝生を見て・・・感じてきましたが、改めて“芝生”という生きものと歩む難しさを実感しています。

 

一時として同じ顔を見せることが無く、時には凄まじい生命力を見せたり・・・か弱さや繊細さを見せたり・・・元気だったり・・・病気にかかったり・・・穏やかな顔を見せたり・・・戦いに挑む凛凛しい顔を見せたり・・・・・・・・・・・・・

 

本当に難しいヤツで、時折、何を考えているのか分からなくなってしまうことがあります。

 

それでも、私達の期待に応えてくれるよう、一生懸命、生きて、戦ってくれています。

まだまだ頑張らなければならないのは私の方かもしれません。。。芝生の気持ちを理解するために・・・

 

芝生と共に生活していると、度々、色々な試練が訪れます。

『神は乗り越えられる試練しか与えない』

試練を与えられている時は、苦しくて、辛くて、逃げ出してしまいたい!と、頭を過ってしまったこともありました。

 

それでも、芝生は逃げることなく、“現実”に真っ向から挑んでいます。

 

“芝生”には色々なことを教えてもらっています。

“子ども”でもあり・・・“親”でもあり・・・“友達”でもあり・・・“恋人”でもあり・・・“良きライバル”でもある、この「芝生」から、もう少し色々なことを教わり、この東北電力ビッグスワンスタジアムが世界一の多目的スタジアムになるための一助となっていきたいと感じています。

 

この芝生管理をしていて何より嬉しく感じていることは、『“人”に助けていただいている』ということです。

サポーターの皆様、県民の皆様、スタジアムをご利用いただく関係団体の皆様、スタジアムをご利用いただく個人利用の皆様、同じ仕事をする関係者の皆様、仕事を共にするスタッフ、私なんかのことを気遣い、心配してくれる〇〇〇から助けていただいているからこそ、今の芝生があり、今の自分があることを痛感しています。

私は幸せ者だと思います。 皆様に助けていただいて・・・本当にありがとうございます。

 

これからも芝生と共に成長していきたいと思います。