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2012年11月 9日 (金)

黄葉

先日、県内のmaple紅葉mapleを見に行ってきました。

天気も良く! ちょうど見頃になっており、赤・黄・緑の葉っぱが目と心を和ませてくれました。

 

どうして 葉を散らす前にこのような色の変化があるのでしょうか???

見た目の違いは黄色赤色かの違いだけですが・・・

『黄葉のメカニズム』

植物の葉っぱの中には“カロチノイド”と呼ばれる黄色の色素と“クロロフィル”と呼ばれる緑色の色素が存在します。

クロロフィルは葉の葉緑体の中にあり、光合成において光を吸収する役割をもっています。

クロロフィルは赤と青の光を吸収し、緑の光を反射させるため、葉が緑に見えるそうです。

なぜ、植物が緑の光を吸収(利用)しないのかハッキリとは分かっていないようです。

秋になり光が弱く、気温が低下し始めると、光合成でつくられるエネルギーよりも葉を維持するために消費されるエネルギーの方が大きくなるため、植物は葉を落としてしまいます。

同時に、クロロフィルも不要になりため次第に分解され、最後には消滅してしまいます。

クロロフィルが分解、消滅すると、元々含まれているカロチノイドが見えてくるため「黄葉」が起こるということです。

黄葉する植物の中で、カロチノイドが少ない葉は白っぽくなるそうです。

『紅葉のメカニズム』

カエデなどの植物も同様にクロロフィルの分解が進みますが、葉の中に元々含まれない“アントシアニン”という赤色の色素を合成するため「紅葉」が起こるということです。

カロチノイドと同じ程度にアントシアニンがつくられると「橙色の葉」になるそうです。

 

「黄葉」と同じような現象が芝生でも起きています。

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左の写真はお日様があたる北エリアの芝生右の写真はお日様が当たらない南エリアの芝生です。

写真では見にくいかもしれませんが、北エリアよりも南エリアに黄色い葉っぱが目立ちます。

南エリアはお日様が当たらないため光合成の効率が悪くなります。

光合成でつくられるエネルギーよりも葉を維持するために消費されるエネルギーの方が大きくなるため、南エリアに黄葉(黄化)が目立つというわけです。

暖地型芝草は寒地型芝草よりも生育温度が高いため、暖地型芝草が秋になると黄葉(黄化)するのはそのためです。

 

今日は・・・“芝生のはてな”ではなく“植物のはてな”でした!