冬芝? 夏芝? どういうこと??
今日は・・・芝生がどんな生きものなのかを紹介します。
「そんなこと聞かなくても知ってるよ~」という方もいらっしゃると思いますが、芝生を紹介することが私の仕事なので・・・お付き合いください。
芝生には、“冬芝”と呼ばれる寒地型 と “夏芝”と呼ばれる暖地型があります!
寒~い冬でも緑色の芝生が“冬芝” = 寒~い冬に茶色くなるのが“夏芝”です。
皆さん、ご存じの通り、東北電力ビッグスワンスタジアムの芝生は寒地型芝草です。ちなみに、東北電力スワンフィールドの芝生は暖地型芝草です。
↓ 12月25日のスタジアム ↓ 12月21日のスワンフィールド
スタジアムの芝生のように“寒地型”という言葉から・・・「寒さを好む芝生」だとか「真冬でも成長し続ける芝生」と思われがちです。
でも、違うんです・・・!!
寒地型芝草の生育適温は18℃~24℃と言われています。【参考:根っこが生活する土中の適温は10℃~18℃です】
東北電力ビッグスワンスタジアムでは、5月上旬~7月上旬&9月下旬~11月上旬が一番過ごしやすい時期なんです。
芝生の生育温度と2010新潟市の気温 → niigata-city--2010temperature.pdfをダウンロード
私は、暑~い“夏”が大好きです!! いつも夏バテをすることもなく・・・“暑さ”を楽しんで(←?)います。
でも・・・でも・・・でも・・・↘↘ スタジアムの芝生は全く逆の体質なんです。。。 も~~暑さが 苦手で 苦手で!
スタジアムの芝生は、いつも『暑い夏なんて・・・来るな~ッ(怒)』なんて叫んでいるんです。多分・・・
すみません・・・話が逸れてしまいました。。。
寒地型芝草の魅力は・・・何といっても、見惚れてしまうほどの葉色の美しさです。
淡い緑色の暖地型芝草に比べて、寒地型芝草の葉色は(キラキラ輝く)鮮やかなグリーンです。
“暖地型”“寒地型”といってもそれぞれ種類は多く、東北電力ビッグスワンスタジアムは寒地型芝草の中のケンタッキーブルーグラス&ペレニアルライグラス&トールフェスクの3種類を混ぜて育成しています。
『どうして・・・3種類も混ぜているの!?』
その答えは・・・またの機会に紹介します!