トキめき新潟国体 & トキめき新潟大会
国体のお話 第3弾!! あっという間(?)に最終回を迎えてしまいました!!
第1弾は (クリック→) トッキッキ・・・♪♪♪
第2弾は (クリック→) トキめき・・・新潟・・・
改めて、トキめき新潟国体(国体)&トキめき新潟大会(障スポ)のスケジュールを!!
(クリック→) schedule.pdfをダウンロード
芝生保護のためのネットの設置・撤去には、芝生内の作業時間だけでも、それぞれ2時間ほどの時間がかかります!!
設置作業は芝生利用が終了した後の夜間に! 撤去作業は芝生利用が始まる前の早朝に!
厳しいスケジュールの合間を見ながら芝生保護のために頑張りました!!
最大の難関は10月10日 トキめき新潟大会開会式終了後のネット撤去作業でした。。。
トキめき新潟大会開会式が午後0時に終了し、トキめき新潟大会陸上競技公式練習が午後1時30分に始まります。
ネットの撤去作業に与えられた時間は90分!!
だと思いきや・・・公式練習の15分前には作業を終わらせなければならず、ネットの撤去作業に与えられた時間は75分!!
まだまだ問題が・・・。
この75分間の間にやらなければならない作業が・・・
◇ネットの撤去
◇丸イス1,987脚の撤去
◇投てき競技用の角度表示ライン引き
◇投てき競技用の距離表示ラインテープ張り
←サッカーのラインがあって分かりにくいかもしれませんが・・・
それぞれの作業にかかる時間は!?
◇ネットの撤去 ⇒ 120分
◇丸イス1,987脚の撤去 ⇒ 20分
◇投てき競技用の角度表示ライン引き ⇒ 30分
◇投てき競技用の距離表示ラインテープ張り ⇒ 60分
通常、作業を順番に行えば・・・なんと!!230分の時間がかかってしまいます。
230分かかる作業を75分で行えなければ、芝生を保護するためのネットが設置できない!という状況になってしまいました。
できる限りの調整作業を行いました。
◆ネットの撤去作業
40人ほどの作業員で撤去に2時間ほどかかります。
この作業を30分以内で終わらせるため140人ほどの作業員を集め、更に撤収方法も変更しました。
◆丸イス撤去
国体当局にお願いし、丸イスの撤去を閉会式と並行で作業していただきました。
◆投てき競技用のライン引き(角度表示)+ラインテープ張り(距離表示)
全てラインテープの対応としていただき、芝生保護ネットの設置前にラインテープを張ることにしました。
ここでも解決しなければならない問題が・・・
投てき競技用のラインテープ(白色)を芝生保護ネットの設置前に張ってしまうと、
開会式の演出上、この白いラインテープが支障になってしまうということがあったんです。。。
色々と、知恵を絞りだし、行き着いたものが・・・『ガムテープ』
そうなんです!
“白色のラインテープ”上に“緑色のガムテープ”を貼ってしまえば・・・!!
←写真左はラインテープ、写真右は緑色のガムテープを貼ったもの
緑色のガムテープを貼ると・・・
この“緑色のガムテープ”をラインテープに直接貼ってしまうと、粘着力が強すぎてガムテープを剥ぐのに時間がかかってしまいます。
水を付けて粘着力を弱めようとしたのですが、予想外に粘着力がよみがえってしまい・・・ボツ!
最終的には、滑り止めに使う“炭酸マグネシウム”を付けながら・・・。
↑写真の中にはラインがいっぱい引かれていますが、分かりにくいですよね。。。
分かりにくくなければ困るんですが・・・
締めくくりです!!
丸イスの撤去は開会式と並行で行い、午後0時には“芝生保護ネット”と“ラインテープ”以外、芝生上には何も無い状態となりました。
午後0時から140人ほどの作業員で芝生保護ネットの撤去を始め、並行で“緑色のガムテープ”を剥ぎました。
ガムテープも簡単に剥げ、午後1時には完全に作業を終えました!!!
正直・・・間に合わなければ、大変なことになっていました。
『絶対に終わらせる!』と思いながらも、ヒヤヒヤ! ドキドキ! 生きた心地はしませんでした。。。
長い!長~い!「トキめき新潟国体」&「トキめき新潟大会」が終わりました。
サッカー競技や陸上競技を除いても、30,000人を大きく超える利用者が芝生を利用し、芝生には相当なストレスがかかりました。
それでも“芝生”は一生懸命戦い、ストレスに打ち勝ってくれたんです!
終わってしまえば、忘れ去られがちになってしまいますが、この東北電力ビッグスワンスタジアムで開催された「トキめき新潟国体」&「トキめき新潟大会」は、様々な面で、過去に無い大成功を成し遂げたことを忘れないでください。
国体当局、国体関係者の皆様、色々なご無理をお願いしてきましたが、本当に有難うございました。
“しばふ”&“芝生担当者”より皆さんへ