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2012年5月11日 (金)

芝生にとっても! プレーにとっても!

今日の作業は刈り込みです!

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よく・・・『どれくらいの高さで刈るんですか?』という質問をいただきます。

『一般的に寒地型芝草は25ミリ(±3ミリ)を基本としています』とお答えしますが・・・

なぜ25ミリなのか???

 

それにはちゃんとした理由があります!

芝草にはそれぞれ適正な刈高があります!!

ビッグスワンの芝生は“ケンタッキーブルーグラス”&“ペレニアルライグラス”&“トールフェスク”の寒地型芝草3種類でターフを育てています。

では・・・それぞれの適正刈高はどれくらいなのでしょうか?

 

oneケンタッキーブルーグラスの適正刈高は25~50ミリと言われています。

 danger低刈りに耐える新品種もありますが18ミリ以下で刈り込み続けると大抵の品種は劣化します。

twoペレニアルライグラスの適正刈高は38~50ミリと言われています。

 danger23ミリ以下で刈り込み続けると徐々に消失していきます。

threeトールフェスクの適正刈高は43~55ミリと言われています。

 danger30ミリ以下で刈り込み続けると徐々に消失していきます。

 

ちなみに・・・種類によっても異なりますが! 暖地型芝草の適正刈高は12~25ミリと言われています。

 

3種類の適正刈高を見ると43~50ミリということになりますが、Jリーグを始めとしたプロサッカーでは芝生の刈高がプレーイングクオリティーを大きく左右してしまいます。

芝生が短ければボールの転がりも良く、身体への負担も少なくなりますが、寒地型芝草は暖地型芝草に比べると適正刈高が高く、低刈りをすることでターフクオリティーが著しく低下してしまいます。。。

3種類の適正刈高を見ると25ミリ程度が一つの目安となることが分かりますが、プロサッカーでは・・・25ミリでも長いと言われます。。。

 

もちろん、芝生利用を含め、生育環境や管理水準などによっても適正な刈高は違ってきますので、上の数字が全てではありませんが・・・

競技内容や利用時期、芝生の状態によって、芝生にとってもプレーにとっても最適な刈高を設定しているというわけです!

 

今日は“刈高”に関する「しばふ物語」でした!