刈り込み後の・・・
朝から始めた刈込みも・・・ほぼ一日がかりになってしまいました。。。
雨の日の刈込み作業ということもあり、ウレタンは芝カスだらけ!
Jリーグ観戦を楽しんでいただくためにも、綺麗にしなければいけないのは芝生だけではありません!!
刈込み後にはウレタンの汚れを洗い流します。。。
ちなみに・・・洗浄に使用する水は“雨水”なんです!!
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朝から始めた刈込みも・・・ほぼ一日がかりになってしまいました。。。
雨の日の刈込み作業ということもあり、ウレタンは芝カスだらけ!
Jリーグ観戦を楽しんでいただくためにも、綺麗にしなければいけないのは芝生だけではありません!!
刈込み後にはウレタンの汚れを洗い流します。。。
ちなみに・・・洗浄に使用する水は“雨水”なんです!!
明日 10月1日は・・・
Jリーグ ディヴィジョン1 第28節
アルビレックス新潟vs.横浜F・マリノス 15時キックオフ
約4ヵ月振りのデイゲームです!!
明日の天気予報を見ると・・・雨のような・・・曇りのような・・・
毎回、天候には悩まされています。。。
悩みの種は『ライン引き』
雨が降ってしまうとラインが引けないので、試合当日が雨の予報だと、早め早めの作業になってしまします。
ということで・・・今日は刈込みを行っています。
しかも、午後は強い雨という予報なので・・・午前中に作業を・・・
そして・・・ゴール前のメンダー補植も!!
植え替え用の芝生を育てる“ナーセリー”が広ければ、もっと確り植え替えもできるのですが・・・
あとは・・・いつでもラインを引ける準備をしておいて・・・晴れ間を見て GO!!
今日のアルビレックス新潟! 久し振りに・・・気持ちの良い勝ち方でした!!
見た目には、何ら問題なさそうな芝生でしたが、やはり・・・夏のダメージをまだ引きずっているようで。。。
ようやく気温が下がり始め、地上部(茎葉)は元気になり始めているのですが・・・まだまだ、地下部(根)は元気にはなり切れず・・・
とにかく!!激しい傷みがあちらこちらに・・・
とは言え、アルビレックス新潟が勝利を手にしてくれたので・・・直し甲斐があるってもので!!
さ~てッ!! 9月1日にもリーグ戦がありますから・・・明日から補修・補植を重点的に行いますかッ。。。
今も補修作業をしてるんですけどね・・・あと1時間くらいかな!?
9月24日(土)から競技が始まった「第41回新潟県高等学校選抜陸上競技大会」は天候にも恵まれ 無事!終了です!!
芝生内の投てき競技は 「やり投げ」 「円盤投げ」 「ハンマー投げ」 が行われました。
サッカーにせよ、ラグビーにせよ、陸上競技にせよ 芝生を使えば“傷む”もの。。。
芝生には・・・どんな傷が残るの!?
◆やり投げ
◆円盤投げ
◆ハンマー投げ
28日(水)はヤマザキ・ナビスコ杯2回戦!!
明日から本格的に補修・補植作業を始め・・・プレーに支障の無いように・・・
本大会の主催者である新潟県高等学校体育連盟陸上競技部様や関係者の皆様、芝生をご利用いただく上で色々とご協力いただき、大変有難うございました。
明日から「第41回 新潟県高等学校選抜陸上競技大会」が始まります!
この大会は、平成24年度に東北電力ビッグスワンスタジアムで実施される『2012北信越かがやき総体 陸上競技大会』のリハーサル大会となります!!
今日は、そのための準備の日。。。
芝生内での投てき競技は・・・
24日(土) やり投げ【女子】&円盤投げ【女子】
25日(日) 円盤投げ【男子】&やり投げ【男子・男子八種・女子七種】&ハンマー投げ【男子】
円盤投げ&ハンマー投げは、安全確保のため「ゲージ」を組み立て、所定の位置にセットします!
芝生を保護するため、合板を敷き詰め・・・セッティングが完了したら・・・ゲージを持ち上げながら合板を引き抜きます。
とても大変な作業ですが、主催者である新潟県高等学校体育連盟陸上競技専門部様や準備等に関わる関係者の皆様から多大なるご協力とご理解をいただき、芝生を保護していただいています。
本当に・・・本当に有難うございます。。。
大変な作業を終え・・・ゲージのセッティングが完了です!!
選手の動線はマットで保護!!
こうしないと!! こんなことになる場合も・・・
明日から始まる第41回 新潟県高等学校選抜陸上競技大会!
新潟県を代表する選手を ぜひ応援しに来てください。
『芝生を使う上で注意することはありますか???』
スタジアムの芝生は、ノシバのような強い芝生ではなく、傷つきやすく繊細な“生きもの”であることは、これまでの「しばふ物語」の中でも説明させていただきました。。。
スタジアムでは、陸上・サッカー・ラグビーを中心としたスポーツはもちろん、コンサート等の文化イベント、スタジアムの自主企画イベント等を開催し、県民の皆様に“夢”や“感動”を与えられるような機会を増やせたら・・・と考えております!!
“人”と同じ生きものである芝生は、利用や天候等のストレスを受け続けると、体調を崩したり、病気にかかったりして生育が悪くなってしまいます。。。
『綺麗でいるための芝生の頑張りは並大抵のことではないッ!』ということは「しばふ物語」の中で触れました。
体調を整えてあげるためにも “体力回復のための休養” & “ストレスの軽減” がとても重要となってきます!
★スタジアムの芝生を使われる方にお願いがあります★
皆さんの夢は“芝生”に支えられています。
♪♪♪家族や友達、恋人を大切な人と思うように “芝生”を大切にしてあげたいという気持ちで芝生に接してください♪♪♪
より多くの方々に、より良い状態でご利用いただけるよう、スタジアムの芝生に関わる全ての人で育てあげていきたいと思いますので、ご理解ご協力をお願いいたします。
『綺麗で当たり前の芝生』ですが、使いすぎるとどうなるのか!?
芝生の利用に伴う“損傷”が回復することなく衰退していく状態が「使いすぎ」といわれる状態です!
使いすぎてしまうと・・・芝生は潰されたり、擦り切れたりしていきますので、芝生は無くなり砂地だけが残ってしまいます。。。
こうなってしまうと、試合に悪影響が出てしまうことはもちろん、最悪の場合、プレーしている選手のケガにつながる恐れもあります。
観戦している方にとっても グリーンのピッチが“まだら模様”になってしまっていては気持ちの良いものではないと思います。
“芝生の回復力”と“新たに生まれた芝生”でスポーツターフを育てていきますが、この方法にも限界があります。
新たな芝生を育てるために蒔いた種は、時間が経つと発根・発芽しますが、植物体として形成される前に利用が入り、大半の新芽が育たぬまま、グラウンドから姿を消してしまいます。。。
播種で対応しきれない場合は“張り替え”しか方法がありませんが、張り替えは健康な根を切ってしまうため、根付くまでは傷つきやすい状態が続きます。
この状態で使用を続けると、芝生がすぐに傷んでしまい、また!張り替えを繰り返すという悪循環に陥ってしまい、結果的に、美観と品質は低下し、管理費も増大していまうという結果が待っています!!
『綺麗で当たり前の芝生』ですが・・・綺麗でいられるために、“芝生”は死ぬ程の覚悟で戦っていることも忘れないでください。。。
『芝生が健康に育つために大切なものは・・・』
それは “光” と “風” と “温度” です!
でも・・・スタジアムの構造上、芝生の生育に大きな影響を与えるものが2つあります。
1つは“光”です。
東北電力ビッグスワンスタジアムは観客席の90%が大きな屋根で覆われているため、芝生の生育にとって欠かせない“太陽の光”が遮られてしまいます。
年間を通し、日の当たる時間が長いのは北側で、日の当たる時間が短いのは南側です。
10月を過ぎた頃から、南側の芝生にはまったく日が当らなくなってしまいます。。。
実際にフィールドの北側(及び東側)と南側(及び西側)を比較すると、南側(及び西側)の生育が悪く、傷みがハッキリ現れます。
もう1つは“風”です。
東北電力ビッグスワンスタジアムは大きな屋根と高いスタンドに囲まれています。
芝生の生育にとって、風も欠かせないものの1つであるため、スタンドの1層目と2層目の間、スタンド2層目と屋根の間、四隅のゲートから風が入りやすくなるよう設計されています。
とは言え、グランドレベルには思ったほどの風が通りません。。。
身体が飛ばされそうな強風が吹いていても、グランドでは風を感じないようなこともあります!!
そのため、暑さ対策として“大型送風機”が大活躍しています!!