明日の大舞台となる東北電力ビッグスワンスタジアム
スタジアム全体が本格的な準備に入っています!!
芝生の作業はと言うと・・・“刈り込み”と“ライン引き”を繰り返し行います。
『最高の舞台を提供する!』
“戦う人”にも“観る人”にも東北電力ビッグスワンスタジアムの素晴らしい芝生を楽しんでいただきたい!!
「U-22日本代表 vs. U-22オーストラリア代表」
&
「SAMURAI BLUE(日本代表) vs. ペルー代表」
同日に代表戦2試合という、これまでに無い素晴らしい機会を財団法人日本サッカー協会様からいただきました。
最高の状態で戦っていただけるよう頑張ります!!
スタンドから観る“芝生”の眺めは・・・
↓メイン(西)スタンド一層目 ↓バック(東)スタンド一層目
↓北サイドスタンド一層目 ↓南サイドスタンド一層目
↓メイン(西)スタンド二層目 ↓バック(東)スタンド二層目
↓北サイドスタンド二層目 ↓南サイドスタンド二層目
そして、“芝生”から観る皆さんは・・・
↓メイン(西)スタンドの皆さん♪ ↓バック(東)スタンドの皆さん♪
↓北サイドスタンドの皆さん♪ ↓南サイドスタンドの皆さん♪
楽しみです♪♪
「第64回新潟県高等学校総合体育大会 陸上競技大会」も無事終わりました。
芝生利用につきまして、多大なご協力をいただき大変有難うございました。
さて、いよいよ「キリンカップサッカー2011」に向け、本格的な準備に入ります。
今回は、サッカーゴールについてのお話です!!
『サッカーゴールはどうやって立てているの??』
サッカーゴールには「移動式」と「埋込式」があります!
Jリーグの開催スタジアムでは「埋込式」のゴールが使われており、東北電力ビッグスワンスタジアムも「埋込式」です。
『埋込式ってどうなってるの??』
文字どおり、「埋込式」なんです!! 答えになってませんよね!スミマセン。。。
実は・・・サッカーゴールを立てるための“ベース”が芝生の中に埋まっています!
↓写真中央 白線が切れている部分に埋まっています
カセット状のトレイを芝生から抜きます!
↓トレイを抜くと、こんな感じ!
ゴールポストを立て、ゴール用のトレイをはめ込みます!
サッカーゴールの設置完了です!
Jリーグなどの試合の度に、このような作業を繰り返します!
ちなみに・・・ラグビーゴールも同じような方法で立てるんですが、ラグビーゴールは非常に長く、重いため、慎重に・・・慎重に組み立てます!
“キリンカップサッカー2011”まで・・・あと3日!!
「第64回新潟県高等学校総合体育大会 陸上競技大会」も4日目!
新潟県高等学校体育連盟陸上競技部様を始め、関係者皆様のご協力をいただき、芝生には一切のストレスがかかることなく、第64回新潟県高等学校総合体育大会陸上競技大会最終日を迎えました。
「キリンカップサッカー2011」を最高の舞台にするための多大なご協力をいただき、
涙。。。涙。。。感涙。。。 (クリック)→ 「涙が出ます。。。」
私の“涙”が枯れ果て、代わりに・・・“天”が“涙”を流してしまいました!
陸上競技大会最終日だと言うのに・・・。
見方を変えて・・・!
芝生にとっては、嬉しい“涙”なのかもしれません。
でも・・・泣き続けられては困ります!
明日からは“笑顔”でいてください! 「キリンカップサッカー2011」が終わるまでは!!
6月1日の“キリンカップサッカー2011”まで・・・あと4日!!
キリンカップサッカー2011「SAMURAI BLUE vs. ペルー代表」
そして、
国際親善試合「U-22日本代表 vs. オーストラリア代表」
が、開催される6月1日に、芝生もさいこ~ッ♪(最高)の状態で戦えるよう・・・今日は芝生に栄養満点の
“ごちそう”を食べてもらっています。
私は「肉」が大好きですが・・・芝生に「肉」は食べさせられません!
芝生には、栄養バランスの良い“肥料(液肥)”をお腹いっぱい食べてもらっています!!
本日も、「第64回新潟県高等学校総合体育大会 陸上競技大会」終了後にフィールド照明を使用せず作業を行っています!
6月1日の“キリンカップサッカー2011”まで・・・あと5日!!
5月30日からは本格的な試合準備に入ります!
5月26日から29日までは「第64回新潟県高等学校総合体育大会 陸上競技大会」が開催されています。
↑写真は26日の練習中の写真ですが・・・!!いつもと違う ある ことにお気づきでしょうか!?
例年、スタジアムの芝生には投てき競技用のラインが引かれているのですが・・・。
今年は、そのラインがありません。
「第64回新潟県高等学校総合体育大会 陸上競技大会」の主催者であります新潟県高等学校体育連盟陸上競技部様、この大会に参加されています選手や監督・コーチの皆様、保護者の皆様より・・・
『キリンカップサッカー2011の直前となる陸上競技大会で、芝生のダメージを最小限にし、陸上競技大会もキリンカップも成功させたい!』
との多大なるご協力とご理解をいただき、ハンマー投げ・円盤投げ・やり投げ、全ての投てき競技をスワンフィールドで行っていただきました。
本当に・・・“涙”が出るほど感謝!感謝!!で御座います。
改めて、スタジアムをご利用いただく関係団体の皆様に支えていただいていることを実感いたします。本当に有難うございます。。。
これほどのご協力をいただいたことに応えるためにも、キリンカップサッカー2011を最高の舞台として、選手・サポーター・県民の皆様に提供します!!
節電が叫ばれている中ではありますが、キリンカップサッカー2011に向け、最低の照度で現在、刈り込み作業を行っています。
ピッチに現れたゼブラ! と言ってもシマウマではなく、ゼブラ模様のことです・・・。
サッカー場・ラブビー場・野球場などで、このゼブラ模様を良く目にすると思います。
『芝生のゼブラ模様はどうやってつけているの??』
『芝生の種類が違うの?』
『色を付けているの?』
そんな質問をお聞きすることがあります!
このゼブラ模様はどうやってつけているのか?
競技場の芝生はリールモアと呼ばれる機械で芝刈りを行います。
芝生を押しながら刈り込みを行うため、機械の進行方向に芝生が倒れます。
白く見える芝生は視線の方向に芝生が倒れており、緑色に見える芝生は手前に芝生が倒れています。
一定の幅で機械が往復するため、光の反射で色が違って見えるということです!!
ですので、メインスタンド側から見るゼブラ模様と、バックスタンド側から見るゼブラ模様では、“白”と“緑”が逆になって見えます!!
↓メインスタンドから ↓バックスタンドから
このゼブラ模様は競技場によって模様が変わりますが、サッカー場では5.5m幅のゼブラ模様が多く見られます。
これは、ゴールラインから5.5m(6ヤード)がゴールエリア、11m(12ヤード)がペナルティーマーク、16.5m(18ヤード)がペナルティーエリアとなっており、5.5m(6ヤード)ごとにポイントが設定されているため、5.5m幅でのゼブラ模様が、一番美しいピッチに見える!というわけです。
ちなみに①・・・刈り込みでなくても、ローラーで転圧することで同じようなゼブラ模様が現れます!
ちなみに②・・・天然芝だけではなく、人工芝を転圧することでもゼブラ模様が現れます。
今日のピッチは・・・
スタジアムの芝生に触れたことはありますか??
「まだ触ったことが無い!」 「えッ!一般の人でも触れるの?」と、言う方がいらっしゃいましたら・・・ぜひ、スタジアムに遊びにきてください。。。
スタジアムでは「スタジアムツアー」を行っています。 クリック→ スタジアムツアー
そのスタジアムツアーにご参加いただくと、スタジアムの“やわらか~い芝生”を感じていただくことができます。
↑この写真は「長岡造形大学視覚デザイン学科ビジュアルデザインコース3年(撮影当時)の渡辺啓様」が撮影されたものです。
2002年のワールドカップ以降、芝生のストレスを極力抑え、芝生の生育が安定するまで、芝生に触ることはご遠慮いただいておりましたが、芝生の生育が安定してきていることと、2007年Jリーグ「ベストピッチ賞」の受賞をきっかけに、皆様から芝生を直接感じていただこうとの思いから、平成20年4月から・・・芝生に触ることができるようになったんです!!
参考までに・・・Jリーグ「ベストピッチ賞」は2009年にも受賞しています。
芝生に触るうえで以下の点にご注意ください。
◆芝生内には入らないでください。
◆やさしく触れ、叩いたりむしったりしないでください。
また、以下の点はご了承ください。
◆スタジアムツアー以外で芝生に触ることはできません。
◆芝生の健康状態により、芝生に触ることができない場合があります。
スタジアムを知っていただける機会になりますので、ぜひご参加ください。。。
そんな質問が前回にありました! クリック→ 「冬芝? 夏芝? どういうこと?」
「ケンタッキーブルーグラス」「ペレニアルライグラス」「トールフェスク」の3種類を混ぜるのは次のような理由があります。
◆長所を引き出し、短所を補い合う
◆種間競争が生じることによる芝生の活性化
◆病気などの万一に備えての危険分散
芝生の種類による長所と短所 → shibafu-kbg-prg-tf.pdfをダウンロード
「芝生の種って・・・?」
これが芝生の種です!!
芝生利用の面から、各種ストレスに強いケンタッキーブルーグラスを主体として、時期や生育状況に合わせ、種子の配合比、種子の種類や量を調整しながら育てています。
プランター等に蒔くと直ぐに発芽するんですが、ピッチに蒔いてもなかなかスムーズには発芽してくれないんです・・・。
90分間の戦いで負った芝生の傷跡!
スタジアムの芝生にとって、これから生育が旺盛となる時期を迎えます!暑くなるまでは・・・
年間を通してみれば・・・この程度の傷はかすり傷程度!
16日から更新作業に入ります。。。
「更新作業って何!?」
更新作業っていうのは → 芝生の手術(←クリック!)
明後日16日からは・・・6月1日に迎える大切な試合の準備に入ります。
もう皆さんご存知ですよねッ!!
キリンカップサッカー2011
SAMURAI BLUE(日本代表) vs. ペルー代表 19:20キックオフ
そして・・・なんと!なんとッ!!
国際親善試合 U-22日本代表 vs. U-22オーストラリア代表 16:20キックオフ
もう一つ・・・なんと!なんとッ!!なんと~ッ!!
SAMURAI BLUE vs. ペルー代表のチケットで2試合ともご観戦いただけるんです。
チョ~~お得! こんな贅沢な機会は二度と無い!!(←かもしれません)
6日1日は是非是非、東北電力ビッグスワンスタジアムへ! GO~!!
明日はJリーグ ディビジョン1 第11節 アルビレックス新潟vs.柏レイソルが14:00キックオフ!!
今日はその準備作業で“刈り込み”“サッカーゴール設置”“ライン引き“を行っています。
今回は、その作業の中の“ライン引き”を紹介します。
タイトルの“芝生が真っ白に!!”というのは、決して雪☃が積もったわけではなく・・・ラインを引いた芝生が“真っ白に!!”
ラインは芝生専用のライン液とライン液用のラインカーを使用しています。
試合準備の中で、特に天候に左右されてしまう作業が、このライン引きです。
一度乾いてしまえば雨でも消えることはありませんが、乾く前に強い雨が降ってしまうとラインは消えてしまいます。
ライン引きは試合前日または当日に行うようにしていますが、試合準備は天気との“にらめっこ”
刻々と変化する空模様を見つめながら・・・「よしッ!これからラインを引こうッ!!」なんてことはよくあること。。。
芝生の脇には、このような(↓)“ポイント”があります。
ちなみに・・・上のポイントⓈはサッカー、下のポイントⓇはラグビーで、その他には陸上競技用のポイントもあります。
このポイントに合わせ“ガイドロープ”を張ります。
ガイドロープを張り終わると・・・(↓)こんな感じ!
あとは・・・このガイドロープにラインカーを沿わせながら、“真っすぐ”にラインを引きます。
ラインの幅は、サッカーが12㎝! ラグビーは11㎝! 陸上は5㎝!
ラインの総延長は、サッカーが約710m! ラグビーは約799m!
サッカーライン → football-line.pdfをダウンロード
ラグビーライン → rugby_football_line.pdfをダウンロード
難しいんですよ~! ラインを真っすぐに引くの・・・!
今年も、スタジアムにトンネル掘りの名人(?)が姿を見せ始めました。
誰がトンネルを掘っているかって・・・?
その正体は、こいつッ!!
「ケラ」です!!
トンネル掘りに関しては“名人”なのですが・・・芝生管理にとっては厄介者です。。。
ケラは土を掘って芝生の根を傷つけ、芝生を押し上げながらトンネルを作って被害をもたらします。
せっかく綺麗に育てた芝生も、こいつがボコボコにしてしまいます。(泣&怒)
土の中を縦横無尽に動き回るため、防除も大変。。。
ケラ
ケラ(螻蛄)は、バッタ目(直翅目)・キリギリス亜目・コオロギ上科・ケラ科に分類される昆虫の総称。
日本では“おけら”という俗称で呼ばれることが多いようです。
「虫ケラ」とは虫全般を指し、ここでいうケラとは関係ない・・・そうです。
空を飛ぶこともできるし、泳ぐこともできるすごい昆虫。
Q 芝生になりすましている“もの”な~んだ!?
↑写真中央部を見ると!! 芝生とはちょっと違う格好の生きものが・・・。
これッ! スズメノカタビラという植物なんです。。。
一般的には“雑草”なんて呼ばれていますが・・・。
ちなみに・・・“雑草”という植物は無いんですが、スタジアムの芝生には邪魔者なので“雑草”と呼ばせてもらっています!!
芝生と同じイネ科の植物で、一見、芝生と見間違ってしまうほど、芝生に似ています。
このスズメノカタビラ!株が大きくなってしまうと・・・ボールの転がりに支障が出てしまい、プレーイングクオリティーが低下してしまいます。
また、このスズメノカタビラがあることで、病気が発生しやすくなってしまいます。
そこで、芝生の中に隠れているスズメノカタビラを無くすため、地道に手取りで除草し続けるんです!!
地味~な作業ですが、スポーツターフには欠かせない作業なんです。
そういえば・・・“かくれんぼ”なんて、もう30年以上もやってないな~~!! 久しぶりに・・・。
スズメノカタビラって?
スズメノカタビラ(雀の帷子)は、イネ科の1年草です。
世界中に分布し、古い時代に麦類の栽培とともに各地に帰化した植物とされています。
“スズメ”は小さいことを意味し、“カタビラ”は裏地の無い単衣(ひとえ)の着物(=麻製)を意味します。
イメージ的には、“麻の着物から顔を出しているスズメさん”といったところでしょうか!?
イメージだけをとると、ちょっと可愛いですけどね・・・。