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今日で仕事納めとなります。
2013年を振り返ると、“嬉しいこと”“楽しいこと”“辛いこと”がありましたが、結果的にとてもいい年になりました。
これも、東北電力ビッグスワンスタジアムをご利用いただいた皆様と、芝生にエールを送っていただいた皆様のお陰です。
本当にありがとうございました。
これからも、更なる努力を積み重ねたいと思いますので、2014年もよろしくお願いいたします。
年末を迎え、芝生を見ながらの仕事納めも珍しいことで
雪がないと年末という感じがしないのは私だけでしょうか・・・
『東北電力ビッグスワンスタジアム』からお伝えする“しばふ物語”は今日が最後となります。
次回の“しばふ物語”は『デンカビッグスワンスタジアム』からお伝えいたします。
皆様よいお年をお迎えください。
新潟スタジアムは、電気化学工業株式会社様のネーミングライツ（命名権）取得により、平成26年1月1日から『デンカビッグスワンスタジアム』に名称変更いたします。
これに伴いドメインも変更になりましたので、「お気に入り」「ブックマーク」などにご登録いただいている方は、誠に恐れ入りますが新しいURLにて改めてご登録いただけますようお願いいたします。
今日は3週間振りの
予報のはずが・・・
見上げても、空は
いっぱいに覆われ、とても“晴れ”とは言えない状態です。。。
芝草は、“黄色い葉っぱ”が目立ってきました
日照時間の関係もあり、北側よりも南側で
バック側よりもメイン側で 黄色い葉っぱが多く見られます。
明日から
←暴風雪予報が・・・
いよいよ “緑色”の葉っぱと“黄色”の葉っぱが雪に覆われ、“白銀”の世界になっちゃうのでしょうか
太平洋側の温暖な気候が羨ましいです。。。
12月も終わりが見えてきましたが、新潟市内は積雪がゼロ
新潟市内とはいえ、いつもは『ホワイトクリスマス』が当たり前のようでしたが・・・今年は『グリーンクリスマス』になってしまいました。。。
それにしても寒いです
少し外にいるだけで体の芯まで冷え切ってしまい、キーボードを叩く手が動かず・・・ブログを更新しようにも悪戦苦闘中
今年度、最後の作業は“ライン消し”です。
芝生の作業はこれが仕事納めになります。
しばらく・・・“ピッチ”ともお別れになります。。。
相変わらずの
今年も残すところ10日あまりとなってしまいました。
ここ数年の間では、比較的“寒さ”が和らいでいるように感じますが、いつ寒波におそわれるのか・・・
22日から気温が少し下がり始めるようで、“クリスマス寒波”や“年越し寒波”がやってくるのでしょうか
いつ寒波におそわれても大丈夫なように準備はできていますが、『備えあれば憂いなし』とはいかず・・・『備えあっても憂いあり』って感じです。。。
『暑さ寒さも彼岸まで』
寒さが和らぐとされている“春分の日”まで あと3ヵ月
今シーズンは、最後の最後に『Ｊリーグベストピッチ賞』をいただき、雪も降らず、良い年を越せそうです。
12月にこれだけ雪が降らないことも珍しく・・・その分、1月～3月に降られる方が怖いですが・・・
芝生は、昨日の『着色剤散布』で 見た目には元気そうな芝生に見えます。。。
↓着色剤散布後
↓着色剤散布前
これから本格的な冬が到来します。
芝生は、休む間もなく、既に2014シーズンに向かって戦っています。
スキー場以外は 暖冬少雪になりますように
今年の冬は例年以上に日照時間が少なく、12月1日からの日照時間は累計で36時間ほど・・・
ただでさえ日照時間が少ない“新潟”なのに これでは芝生も可哀そうで・・・
今後の天候が気になります。。。
まだ新潟の冬は始まったばかり これから、もっともっと厳しい寒さに向かいます。
そんな中、芝生は“寒さ”から逃げることもできず・・・裸の状態で“寒さ”と戦うことになります。
寒さに強い寒地型芝草といっても、日平均気温が5℃を下回ると生育を止めてしまいます！！
冷たい風にあたり・・・冷たい雪に押しつぶされ・・・暖かい春が来るのを待ちます。。。
少しでも健康な状態で春が迎えられるよう 芝生に『着色』を行います。
この着色作業はシーズンが終わった、この時期にしか行いません。
「え～ッ 芝生に色をつけてるの」
そんな声が聞こえてきそうですが・・・・着色剤で“葉っぱ”をコーティングし、寒さから芝生を守るという大きな意味があります。
“葉っぱ”をコーティングすることで・・・「葉緑素の生成が促進され芝生を健康に育てる」「春の立ち上がりが早い」「近赤外線領域（熱線）の吸収率が高まり葉温・地温が上昇する」などの効果が期待できるというわけです！！
ちなみに！
近赤外線とは、波長がおよそ0.7－2.5μm（マイクロメートル）の電磁波で、赤色の可視光線に近い波長を持ちます。可視光線に近い特性を持つため「見えない光」として、赤外線カメラや赤外線通信、家電用のリモコンなどに応用されています。
できるだけ芝生本来の色調に近い着色剤を散布し、少しでもいい状態で2014シーズンを迎えられるようにする『着色剤散布』のお話しでした。
「12月は降雪量が平年より多い・・・」なんてことが言われており、心配していましたが、予報を見る限り！ まとまった雪は降らなさそうな・・・
とはいえ、2月あたりにまとまって降られるのも困りますが・・・
シーズンも終わり、これまで日常的に行っていた刈り込みや施肥などの作業もなくなり、芝生を寒さから守るための保護剤散布や病気にかからないように投薬をするのみになってしまいました。
シーズンが終わってしまうと誰の目
にも触れなくなってしまい、ちょっと寂しそう・・・
『２０１３Ｊリーグ優秀選手賞』には、アルビレックス新潟からレオ シルバ選手と川又 堅碁選手が
川又 堅碁選手は『ベストイレブン』にも選ばれ、2010年のマルシオ リシャルデス選手以来、アルビレックス新潟では2人目となりました
また、東北電力ビッグスワンスタジアムは『Ｊリーグベストピッチ賞』をいただくことができました。
アルビレックス新潟様を始め、スタジアムをご利用いただきました皆様、ファン・サポーターの皆様、県民の皆様から多大なご協力とご理解をいただき、この受賞に至ることができました。
「東北電力ビッグスワンスタジアム」という名も12月31日で終わりとなりますが、有終の美を飾ることができたと思います。
目標の一つにしている『ベストピッチ賞』をいただけたことは、この上ない喜びです。
その一方で複雑な想いもあります。
ここからは『ベストピッチ賞』というものについて、個人的な想いの一部を書かせていただきます。
東北電力ビッグスワンスタジアムは2007年に初めてベストピッチ賞をいただきました。
2007年は“コンサート”を開催しながらのベストピッチ賞
2009年は“トキめき新潟国体”“トキめき新潟大会”を開催しながらのベストピッチ賞
2012年は“全国高等学校総合体育大会（通称：インターハイ）”を開催しながらのベストピッチ賞
2006年の担当以来、「日産スタジアム」や「埼玉スタジアム２〇〇２」の担当者から刺激を受けながら、芝生管理に携わってきました。
2006年の貴重な経験から、「芝生を傷めるだけ！」なんてことを言われてしまう“コンサート” と ターフクオリティーが求められる“Ｊリーグ”や“日本代表戦”を両立させ、『スポーツターフの管理を更に進化させたい』と思っています。
『コンサート（などのイベント）が原因で芝生がダメになったんだろ！』なんてことを言われることがないよう、より良いピッチを提供できるよう芝生管理に携わる者は死に物狂いで、時には喧嘩をしながら、時には目を真っ赤にしながら、眉間にしわを寄せ頑張っています。
『ベストピッチ賞』の対象となるには「リーグ戦において、Ｊ１:9試合以上、Ｊ２:11試合以上のホームゲームを開催したＪクラブのホームスタジアム」であることが規定されています。
2013シーズンは、J1が開催されたホームスタジアムは23施設、J2が開催されたホームスタジアムは26施設、全てのスタジアムが対象になったわけではありませんが、全てのスタジアムで、芝生管理にあたっている担当者は与えられた条件の中でターフクオリティーの向上に日夜励んでいます。
※国立競技場はホームスタジアムから除外、J2の味の素スタジアムはJ1ホームにカウントしています。
「高いスタンドや大きい屋根に周囲を囲まれて芝生育成面では不利なスタジアム」「日照時間や気温面で不利なスタジアム」「経営面でJリーグ以外の競技やイベントを行わざるをえないスタジアム」「予算が限られ思うように育成管理ができないスタジアム」「厳しい目で見られてしまうスタジアム」などなど。
当スタジアムも決して有利な条件ではありませんが、2年連続4回目の『ベストピッチ賞』をいただきました。
結果として『ベストピッチ賞』をいただくことができましたが、シーズンを通しての管理においては全てのスタジアムの芝生担当者が努力や工夫を積み重ね、『自分が倒れたとしても芝生だけは倒さない』そんな想いで芝生と人生を共にしています。
Jリーグが開催される全てのスタジアムには、芝生に夢中になる『芝生ばか』がいて、陰でスタジアムを支えているということを少しでも思っていただけると嬉しいです。
『ベストピッチ賞』をいただきながら大変失礼ではありますが、まだまだ納得できるターフクオリティーではありません。
来シーズンは大きな仕事が控えていますが、“次の成果”につなげられるよう頑張ります。
そして、もっともっと喜ばれるスタジアム運営を目指したいと改めて感じています。
先ほどから雪が降り始め、今は“真っ白”です。
最後になりましたが、これまでの時間を支えてくださった皆様に感謝申し上げます。
皆様、2013シーズンも本当に有り難うございました。
アルビレックス新潟は2103シーズンを“勝点55”の7位で幕を閉じました。
例年、“勝点55”といえば！ もっと上にいることのできる勝点数ですが、年々、上位のレベルが上がっているようですね
最終節前は連日ので、刈り込みやライン引きのタイミングに悩まされたのですが・・・そんな天気が嘘のように とてもいい天気
になりました。
2013シーズンは終わりましたが、芝生は2014シーズンに向けた作業が始まります。
例年、シーズン後に行っているエアレーションですが、今シーズンは行うことができません。
行うべきか・・・行わざるべきか・・・色々と考えた結果です。
どちらにしてもリスクはありますが、どちらのリスクが大きいかということでしょうか・・・
2013シーズンは、思うようなターフクオリティーを提供することができなかった時期もありましたが、シーズンを通して、プレーイングクオリティーは確保できたと思っています。
アルビレックス新潟様を始め、サポーターの皆様、試合運営に携わったスタッフの皆様、東北電力ビッグスワンスタジアムをご利用いただいた皆様、県民の皆様から多大なご理解とご協力をいただけたからこそと感じております。
『2013シーズン』 ありがとうございました。
J.LEAGUE Division 1 第34節『アルビレックス新潟vs.名古屋グランパス』15:30キックオフ
ホームゲーム9連勝
リーグ戦5連勝勝点55リーグ戦7位
連日の雨で芝生は少し軟らかめではありますが、記念すべき最終戦の準備は整いました。
2013シーズンのリーグ最終戦 東北電力ビッグスワンスタジアムのＪリーグ最終戦
今日一日、小雨が続きそうですが・・・今日が東北電力ビッグスワンスタジアムで開催される最後のＪリーグです。
“ＮＩＩＧＡＴＡ”の力を発揮するためには、オレンジに埋め尽くされたスタンドからの大きな・・・大きな 声援が必要です。
“ＮＩＩＧＡＴＡ”のサポーターの皆さん！ 東北電力ビッグスワンスタジアムへお集まりください。
今日は一日・・・こんな調子なので、最終準備は明日！ 最終節の当日になりそうです。。。
今秋の不安定な天候で、芝生が思うように生育してくれず、“もどかしさ”で苦しい時もありましたが、その苦しさを和らげてくれたのは“芝生”でした。
何も言わず、どんなに過酷な状況の中でも生命力の強さを見せ、『勇気』と『希望』を与えてくれています。
明日は2013シーズンの最終節であると同時に、2007年3月11日から続いた『東北電力ビッグスワンスタジアム』で開催されるJリーグの最終戦！ 最後の日となってしまいます。。。
※ネーミングライツの締結により平成26年1月1日から「デンカビッグスワンスタジアム」となります。
アルビレックス新潟には、オレンジ色のサポーターで溢れるスタジアムで“勝点3”を手に入れ、過去最高のシーズン記録“勝点55”でのフィニッシュを迎え、『東北電力ビッグスワンスタジアム』の最後を飾りましょう
そして、もう一つ 『東北電力ビッグスワンスタジアム』の名を刻めるように・・・
今夜から新潟上空5000メートル付近に“－24℃”の寒気が入り始め、土曜日からは気温がグッと下がりそうです。。。
明日の降水確率は90％ 土曜日は60％
12月7日（土）最後の大事な試合だというのに・・・
J.LEAGUE Division 1 第34節『アルビレックス新潟vs.名古屋グランパス』は15:30にキックオフ
を迎えます。
いよいよ2013シーズンのフィナーレとなる試合
名古屋グランパスから“勝点３”を奪い、ホームゲーム9連勝リーグ戦5連勝2013シーズンを7位で終わらせるため、一人でも多くのサポーターの応援が必要です。
東北電力ビッグスワンスタジアムでのJリーグも最後となります。
寒さに負けず！ 東北電力ビッグスワンスタジアムを熱く！熱く！盛り上げましょう
ピッチでは、最終戦に向けた準備を始めました。
先ずは1回目の“刈り込み”と“ライン引き”を行います。
今も雲行きが怪しいです。。。
たまには！ 気持ちがいいくらい晴れてくれないでしょうか
例年と比べ、“葉っぱ”の状態としては決して悪くはありません。
ただ、目には見えない“根っこ”の生育は決して状態が良いとは言えません。
“葉っぱ”と“根っこ”の生育環境・生育温度・生育特性の違いがハッキリと出てしまっています。。。
今シーズンの気象が影響していることは間違いありませんが、そんな中でも芝草は頑張っています。
今シーズンは あと1試合！
今冬の
次第では来シーズンの状態も気になるところではありますが・・・
相変わらずの天候が続いています
芝生には陽が射すこともなく・・・
12月8日は
の予報が出ており、前日7日に前倒しとならなければいいですが・・・
12月7日はJ.LEAGUE Division 1の最終節が東北電力ビッグスワンスタジアムで
アルビレックス新潟はホームゲーム8連勝リーグ戦4連勝と！ 勝利の波に乗っています。
最終節は名古屋グランパスとの一戦
勝点を“55”に伸ばし、リーグ戦“7位”で2013シーズンを終えましょう
この天候で思うように芝生の生育が進みませんが、やれることを精一杯頑張り、“チーム”も“ピッチ”も有終の美を飾りたいものです
今日の作業は・・・雨が降り出さないうちに補植を行っています。
2013シーズン！ 最後の補植作業になります。
最終節への想い！ 2013シーズンへの感謝を込め！
